2012年6月19日火曜日

だらだらと本について

図書館が近くにあるから
この街に25年住んでいる
というのは、大げさだけれど
図書館なくして僕の読書ライフはない
ということはいえる

月に15冊借りるとして
年に180冊
25年だと4500冊
借りて読んでいることになる
おそらくこの数字は実際のものに近い

予約していた【飼い喰い】が用意できたというので、
図書館にでかけることにした
その前に、今、予約中のものを確認してみると以下の通り
ひとり6冊まで予約できるのだが、
カミさんの図書カードもフル活用すると12冊まで予約可

タイトル、予約日、待ち順
【選択の科学】 11.12.25    21
【木村政彦はなぜ力道山を殺さなかっ】 12.01.06    76
【社長・溝畑宏の天国と地獄】   12.03.29      1          
【飼い喰い】 12.04.10 ★ 用意できました。
【311を撮る】   12.05.11     8
【宮崎哲弥仏教教理問答】    12.05.11    2
【「森の長城」が日本を救う】   12.05.11     1
【オオカミの護符】  12.05.31       31
【日本を捨てた男たち】 12.06.11      112
【アフター・ザ・レッド】  12.06.15       20
【氷山の南】 12.06.15     74
【さわり】  12.06.17      40

あんまり予約した日から時間が経ってしまうと
予約したこと自体を忘れていたり、
予約本が届いた時には、関心がなくなっている
ということもあるが
こればかりは仕方がない
得てして予約本はいっときにまとまって押し寄せてくる

図書館で借りるか、本屋で買ってすぐ読むか、
というのは、テーマと関心の高さと懐具合との微妙なバランスの結果決まる
らしい
相対的にいうと
やはり本は買わなきゃだめ
ということは言える

予約本を受け取る前に、書棚を一周
貸出から戻ってきたばかりの本
つまり本棚に戻される直前の本たちが集められてるコーナーに
大田光の「向田邦子の陽射し」をみつけ、小脇に抱える
このところ続けて読んでいる藤沢周平の獄医立花登シリーズ四部作の二巻目を見つけ、
これも借り出しリストに加える
この立花登シリーズ、結果として4、3、1、2という順番で読みすすめてきたことになる
最初に読んだ第4巻がカラッとした成長潭風だったので、
きっとこれは、田舎から出てきた青年が一人前の医者になる話だと思って
巻を遡って行くと、獄中の暗さと湿気が出てきたので驚いた
「春秋山伏記」を読んだりー庄内弁が絶妙
このところ藤沢周平の気分なのだ

我慢できなくて昨日、水村美苗の「母の遺産」を近所の本屋で買って読みはじめた
大作だけれど、新聞小説として連載されたものだけあって、各章が読み切り風で読みやすい
「私小説 from left to right」「本格小説」「日本語が亡びるとき」と読んできて、
あと読んでないのは「続明暗」くらいかと、「み」の棚をたどっていくと、
「続明暗」の隣に水村節子の「高台にある家」が鎮座しているではないか
「母の遺産」の母が(どれほどまでに私小説かは不明だが)、水村節子のはず
これも手にしてしまう

この他、「イヴの七人の娘たち」などという本も借りることにして、
結局、リュックは重くなってしまった
これから食料の買い出しがあるというのに・・・

梅雨時は読書時である