2013年12月31日火曜日

雪国

12月21日、義姉急逝
その葬儀に出先の石川から秋田に駆けつけた
初七日の後、一旦東京に戻ったものの、また秋田に引き返し、
このまま年末年始を過ごすことになった

義姉は整体協会に長年勤めていた人で、
晴哉先生の時代をよく知る人であった
組織としての体裁が整う以前の、下落合に道場があった時代から
晴哉先生の秘書的な立場で過ごしてきた人である
内弟子育ちの古い指導者の人たちからも一目置かれる、そんな存在だった
晴哉先生が亡くなられたあとも、頼りにされつつ、時には煙たがられながら
定年を迎えるまで事務局で仕事していた
僕にとっては大先輩であった

晴哉先生時代の面白い話をたくさん聴かせてもらった
ただ、これは貴重な話だから書き留めて置こうと、下心を持って接すると
まったく話が膨らまなかった
そんなことを思い出した

2013年12月30日月曜日

12月の読書

慌ただしい年の瀬である
なぜ慌ただしくなってしまったかは近々報告することにして、
兎にも角にも今月の読書
ついでに今年のベスト5も選んでみることにした

15歳からの労働組合入門 東海林智 毎日新聞社 2013
辺境中毒 高野秀行 集英社文庫 2011
最後の忠臣蔵 池宮彰一郎 角川文庫 1997
随筆上方落語四天王* 戸田学 岩波書店 2011
随筆上方落語四天王の継承者たち* 戸田学 岩波書店 2013
日本沈没第二部 小松左京+谷甲州 小学館 2006
 オリジナル日本沈没(第一部?)と読み比べてみると、小松左京の文章には色気がある.
 この第二部はシュミレーション小説としてはよく書かれているが、ちょっとお勉強本みたい.
 しかし、地球は温暖化に向かっているのか、それとも寒冷化に向かっているのか?
空白の五マイル* 角幡唯介 集英社 2010

今年のベスト5
ザ・コールデスト・ウインター (上・下)  D・ハルバースタム 文春文庫 2012
アストリット・Kの存在 小松成美 世界文化社 1995
Born to Run - 走るために生まれた C・マクドゥーガル NHK出版 2010
西南シルクロードは密林に消える 高野秀行 講談社文庫 2009
日本沈没(上・下) 小松左京 小学館文庫 2006

2013年12月14日土曜日

カタと同調

「活元運動以前」「合掌行気以前」と名前を付けた稽古を始めて丸一年になる。要は、活元運動に於けるカタの問題、合掌行気における腕の扱いの問題を同調法・再現法を用いて丁寧にやってきたわけだ。裕之先生の稽古に出てきた、身体集注、精神集注の稽古にも大いに触発され、この秋の遠征など、この稽古で押し通したといってよい。問題の立て方としては、そう的を外してないだろう。来年からは、「カタと同調」という枠組みを新たに設け、ここまでやってきた稽古を深めていけたらと思う。

2013年12月5日木曜日

大阪人

娘が短期留学していた台湾に出かけたのが5年前のこと
最初は、夫婦二人だけで行くつもりだったのに、
父に声をかけたら是非行きたいという
当時83歳
すると、台湾行の話を聴きつけた伊丹に住む父の妹
ーつまり僕の叔母なのだがーも是非連れて行ってくれという
結局、総勢4人で台湾に向かうことになった

この兄妹、歳が十歳も離れているくせによく喧嘩をする
妹の方は、関西で生まれ育っているだけあって、テンポがものすごく速い
無論、大阪弁
最初のうちは、妹に押されっぱなしだった父の方も、
だんだん調子が出てくると大阪弁で言い返しはじめ、掛け合い漫才の様相を呈しはじめる

そう、オヤジは大阪人だったのだ
岡山に50年半世紀住んだとはいえ、結局オヤジは大阪人だった
この単純な事実に気づいたとき、オヤジに関する多くの謎が一瞬にして解けた
あの都会性
あの社交性、
あのイラチな感じ

その父が東京に越してきて丸8年になる
歳取ってからの転居はしんどいよと言われながら抜群の適応力を示してきた
つまり、父の異国暮らしは8年前に始まったものではなかったのだ

(2008/12 台北 父とのツーショット 5年前だと、これでもそれぞれに若かったw)


2013年12月4日水曜日

光にふれる

二年ぶりにユイシアンのコンサート@moon romanticに行ってきた
(思わぬ人たちとも遭遇w)
なんか、いっきに大人になっていて、感動
その彼が主演した映画『光にふれる』が来年2月、日本でも公開されるという
これは観に行かねば