2014年11月30日日曜日

雪囲い

雪降る前の気分ってどんなの?
と義妹(年上ですが)に訊いてみたら、
雪降るまでは、いやだいやだと思うけど、
一旦降ってしまえば、諦めがつく、との答えが返ってきた

そうなんだろうな
この土地に暮らす限り
四季折々の行事が雪とともにある
何百年もの間、そのように暮らしてきた

雪囲いされた家をひと周りし、
雪掻きしていた日々を思い出しながら、
それからまだ一年経ってないことに驚く

無人の家を維持していくのは大変だ
水道管が破裂しないよう、水抜きをして元栓を閉じる
雪降ろしは誰かに頼むとしても
雪消しをしないことには家は雪で埋まる
人が暮らすことで、家はかろうじて保たれるのだ
来るたびに更地が増えていくのを残念がるのは、街人間の勝手な感傷
でも、もったいない

昨日、義姉の一周忌も済ませ、これでようやく一区切り
これから帰京するが、当地の天気予報には明後日あたりから雪マークが付いている
明日から12月

2014年11月28日金曜日

11月の読書

下のリストのうち、現在進行形のものが4冊
今月は腰を落ち着けて本と向かい合う状態に入れなかった

英国一家日本を食べる* マイケル・ブース 亜紀書房 2013
どうすれば「人」を創れるか 石黒浩 新潮文庫 2014
 せいめいのはなし 福岡伸一 新潮文庫 2014
シャバはつらいよ* 大野更紗 ポプラ社 2014
兵士は起つ* 杉山隆男 新潮社 2013
日本国憲法を生んだ密室の九日間* 鈴木昭典 角川ソフィア文庫 2014
クレージー・イン・ジャパン べてるの家のエスノグラフィ 中村かれん 医学書院 2014
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
 矢部宏治 講談社インターナショナル 2014
 311のとき、日本政府・東電の当事者能力のなさに、「この国は信託統治に置かれるべきだ」と思ったが、「そもそも日本政府に当事者能力はなかった」ということを解明したのがこの本である。

2014年11月21日金曜日

ADSL停止

10年以上使い続けてきたADSLを止めた
とうとう光にするの?
という話ではなくて、モバイル契約だけにした
200k+月4Gのプラン
つまり、200kbpsという低速度接続が基本で、
月4Gバイト分まで高速のLTE接続を使えるというもの

ADSLをやめて、いきなり後悔
1日0.5G使ってたら、一週間で4G使い切っちゃうじゃないか
自分が結構ネットのヘヴィーユーザーであったことに今更ながら気づく
それでも二週間経つと、200kbpsという低速度にも適応し
(電話回線+モデムの時代の接続速度32kbpsという時代を知っている世代なので…)
これだけでやっていけそうな感じである

ここ4、5年の間に、テレビ新聞なしの生活に移り、
情報源はネットとラジオだけという感じでやってきたが、
そのネット依存もほどほどにすべしと、あえてパイプを細くすることにした
mixiからは離脱、twitterはダイエット中、facebookもROM状態
というような具合だ

世の中と細くつながっていた方が、正気が保てる
そんな時代にさしかかっているようだ

秋田

年内にもう一度
訪ねておきたい場所がある
いや、行かなくてはならない土地
秋田である

昨年末義姉が亡くなった家
娘が毎朝雪掻きしながらひと冬護った家
退院明けの妻が夏前まで暮らした家
僕がせっせと10回通った家
住む人のいなくなってしまった妻の実家
のある秋田

そこをもう一度訪ね、
墓に参り、
お世話になったご近所に挨拶し、
家の中をもうひと片付けする
それなしに年を越せない
そんな気分

オレってこんなに義理堅かったっけ?
まるでカミさんが乗り移ったみたいじゃないか

来週、次のしごとが本格化する前に、11回目の秋田を目指す

2014年11月18日火曜日

湯呑

本部稽古場で、最近自分の窯を開いた近藤亮介さん作の湯呑みをゲット!
窯出しされた作品が持ち込まれたことは何度かあるらしいが、現物を手に取るのは初めて
湯呑みなのに、この重みと深さ、まるで抹茶茶碗みたいだ
はやく、抹茶茶碗を見てみたい

2014年11月17日月曜日

32℉

会うたびに「お疲れの出ませんように」
と、声を掛けてくださる方がいて、
そう草臥れているという実感もなかったので、
「お気遣い有難うございます」と儀礼的に応じていたのだが、
四十九日を終え、忌明けのお礼を届けたあたりから、
やっぱりオレ疲れてる?
と疲れを自覚するようになった

忌明けのお返しはどうしようかと考えたとき、
思いついたのは、地元に 4 、5年前にできたカフェ
たまに独りでカフェオレを飲みに寄ることもあったが、
カミさんの御伴で出かけるというのが専らだった
この店の紅茶は好きで、よく買ってきて、家でも淹れていた

若夫婦二人でやっているお店で、
相談に出かけて行ったら、「是非やらせて下さい」とのこと
結構な数をお願いすることになるので、
通常業務の妨げにならないか心配したが、
包装から配送の手配のところまで引き受けてくださることになった
だから、私がやったのは、送り状の宛名書きくらいで、あとはもう丸投げ

かなり負担だったんじゃないかと思う
基本、紅茶とコーヒーとクッキーの詰め合わせなのだが、
その組み合わせも、あれこれリクエストされるし、
あとから、クッキーだけの箱を作ってくれと言ってくるし、
結構我儘な依頼主だったかも

とまあ、お陰でひと仕事終えられました
32°Fというのが、お店の名前で、
摂氏零度ということになるのだが、
この店の名前の由来がなんなのか訊いたことなかったな
次行ったとき尋ねてみることにしよう

2014年11月13日木曜日

西光寺から宝慶寺へ

結婚式の記念写真に納まっている人の数27名
時は1987年5月、場所は京都亀岡の西光寺という小さな禅寺
27年後の今、その写真を見直すと、物故された方が9名
四半世紀たつと、三分の一の人が消えてゆくのだ

四十九日の法要を大阪で終え、その足で金沢へ
白山稽古会のあと金沢にもう一泊し、
翌日、福井県大野市の宝慶寺を目指すことにした
27年前、結婚式で導師を務めていただいた和尚が住職をされているお寺である
稽古会仲間が車を出してくれるというので、その言葉に甘えることにし、
他の稽古会仲間とその家族も加わることになり、
結局、車2台、総勢9名(うち子ども3名)の大所帯になってしまった


白山の麓にある白峰を抜け、勝山にある恐竜博物館にも立ち寄り、
宝慶寺にたどり着いたのは午後
すでに冬に備え、雪囲いが施されている
他出されていた和尚を待つ間、宝物館を案内され、道元禅師の肖像を拝み、
更に、この寺の開祖である寂円禅師が座禅されたという坐禅岩に案内していただく
絶景! 十年分の紅葉を観た心地である


お寺に戻り、お経を上げていただく
三年半ぶりに和尚と再会し、妻逝去の報告
亀岡西光寺に始まった長くも短かった旅が、
時代を一巡りして、福井宝慶寺にたどり着くことで完結した
そんな気分

お寺の皆さま、付き合ってくれた仲間に感謝



2014年11月4日火曜日

この秋の大井町筆動法
テーマは七夕、野分と続いたのでどうしようか
と思案の末、今月は「栗」を選択
さて、どんな俳句があるのかしらと探してみたら意外に少ない
柿の句は山ほどあるのにね
やはり、色彩的に地味だからかもしれない
一通り選んでみたものの、なにか物足りない
そうだ、良寛さんに栗を詠み込んだ歌はないかしらと
探してみたらありました

月よみの光を待ちてかへりませ 山路は栗のいがの落つれば(良寛)