2015年12月12日土曜日

地つづき

京都で暮らしはじめて二ヶ月半
東京は遠い存在になってしまった
かぐや姫が月を眺めている気分といったらよいか
どことなくヴァーチャルな存在としての東京
地続きであるという実感がない

京都から金沢へ
白山稽古会を終えて、そのまま北陸新幹線に乗った
2時間半後、時刻表どおり、東京駅のホームに滑り込んだ
どうやら京都と東京は地続きであったらしい
東京はまだ在った

明日は娘の結婚式で、
多くの旧知の友だちに会うことになる
一年前の今ごろ、江戸川の老人ホームに泊まり込んでオヤジの看取りをやっていたことを思うと、いまでもまだ夢の中にいるような心地だ