2016年5月6日金曜日

ゴールデンウイーク


ゴールデンウイークがはじまってすぐ、甲斐さんの写真展があるというので、祇園方面に出かけていったのだが、観光客の多さに驚いた。この時期は、等持院に引き篭もっているに限る。大学はカレンダー通りなのか、近所を歩く学生たちの姿もまばらで、新学期で急に賑やかになったこの周辺もいっときの静かさを取り戻した。

先月末、「動法研究」が送られてきた。「動法研究」は身体教育研究所で発行されている指導者用の冊子で、すでに19号。その最近刊のあとがきに「獣の奏者」というファンタジー小説が紹介されていた。これは読みたいと思わせる紹介文で、早速、図書館に予約を入れた。全4巻+外伝の5部作になっているようで、すぐ借りられた第一巻は一日で読み終えてしまった。音読を離れて乱読に立ち返ったかたちだが、もう先を読みたくてしかたがない。翌々日には、児童書コーナーにあった単行本版を三冊借りてきて一日一冊のペースで読んでいる。

幸い、稽古に来てくれる方はいて、完全ひきこもりにはならずにすんでいる。昨日は、連座を筆動法に振り替えて稽古した。気配はもう夏。

冬から春を飛び越えて一気に夏模様になるというのが近年の季節の巡りかただが、今年もそんな感じ。ようやく、ファンヒーターを片付け、袷の着物をしまい込み夏用の着物を取り出したと思ったら、今日は一転肌寒くなってきて、ホットカーペットの電源を入れる始末。台所に掛かっている温度計をみると18度。ちょっと前までなら、暖かいと感じていた気温なのに、これを肌寒いと感じるということは、体はすでに夏仕様になっているということだ。

旧暦カレンダーによると、明日から皐月。