2004年5月29日土曜日

禁糖2004

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気刊あざみ野通信 288 2004/5/29 
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 ■「禁糖」を試みている。これは、梅雨前のある時期、ある体状況(腹部第二調律点の系統)の人にダン先生が申し渡していることで、僕自身どうも該当者。人の言葉には素直に従わないというのは、僕の特質みたいなもので、これまでなら、「そんなこともあるのかな」と聞き流していた類のものなのだが、なぜか今年に限って、素直に実践してみる気になった。ひょっとすると、もう少しましな身体になれるのでは、という期待があったからである。期間は二週間。コーヒー、アルコールも禁止である。

 ■単に紅茶に砂糖を入れない(普段でも入れない)、トーストにジャムを塗らない(最近はあまりジャムって食べてない)といった程度のことであれば、さほど難しくない。しかし、食材、調味料にまで範囲を広げるとーそうしない限り禁糖にならないーたちまち食べるものがなくなってくる。つまり、それだけ今の食生活は「砂糖漬け」になっているのだ。砂糖中毒といってもよい。禁煙なら煙草だけをやめれば済むことだけれど、「禁糖」となると、一気に食生活すべてを見直さなくてはならなくなる。果物が禁止項目に入ってないことが救い。

 ■三日もたつと、ものが本来持つ「甘み」が分かるようになってくる。アルコールを普段飲む習慣のない僕にとって禁アルコールはまったく苦にならない。しかし、禁コーヒーというのはなかなか厳しい。仕方なく、抹茶を点てて飲んでいる。あと腹が減る。これは間食をしなくなるためだと思うのだが、ともかく空腹感というのが新鮮。それと皮膚の感覚が変わってくる。これは意外。

 ■最初の三日間は快調。が、四日目くらいから、やや禁断症状らしきものがでてきた。甘いものに目がいく、他人の飲んでいるコーヒーから目が離せなくなる、等々。妙に尻が定まらず、気がつくとそわそわと部屋の中を歩き回っていたりする。禁煙を試みたとき(いまだに喫煙者ですが)に似たようなことは体験したことがある。やはり糖分摂取もある種の中毒なのですね。ようやく一週間経過。何度かしくじったー食パンも砂糖を使っているのだーけれど、腹部第二が「しっかり」してきた感じはあります。 

 ■あと一週間、なんとか続けられそうである。身に覚えのある人はやってみるといい。なかなか楽しい非日常的体験です。