2017年6月29日木曜日

6月の読書

目の見えない人は世界をどう見ているのか* 伊藤亜紗 光文社新書 2015
旅にとり憑かれたイギリス人* 窪田憲子・木下卓・久守和子編著 ミネルヴァ書房 2016
神楽と出会う本* 三上敏視 アルテスパブリッシング 2009
はじめての短歌 穂村弘 河出書房 2016
ニッポンのマツリズム* 大石始 アルテスパブリッシング 2016
暇と退屈の倫理学* 國分功一郎 太田出版2015

2017年6月24日土曜日

テーマ稽古その後

テーマ稽古をはじめて3ヶ月
いろんな人がいろんなテーマを持ち込んできて一緒に稽古してきた
坐法、臥法、しずみ、随伴行気といったところが定番で、
公開講話や稽古会の復習というのもある
先を急がないというか、急がば戻れというのが私のスタイル
ちょっと昔やった稽古を一緒にやってみましょうということも多い

1テーマ1時間という目論見だったのだけれど、
やっているうちに、これは無理だということがわかったので、
来月から2階建て会費はやめて一律3000円にします
60分〜90分くらいが目安になると思います

テーマ稽古を通じて、もっと行気やんなきゃだめだとか、
一息脱力も必要とか、私の側で、やりたいものも出てきているので、
定食屋のメニューじゃないけれど、「今月の稽古」みたいなものも
提示できればよいなと思っています

2017年6月21日水曜日

京都は雨
昨晩、旧友の通夜から戻って来て晩飯をつくり、
食べ終わったあと、ちょっと横になったら、そのまま眠ってしまった
夜中、寒さで目が覚め、あらためて布団を敷いて寝た
こんなにぐっすり眠れたのはいつぶりだろう

先月末からの不調が霧が晴れたように消えていったのは石川から戻って来た翌日の月曜日
あれっ、何が変わったんだろうと訝っていたら、その翌朝、Oの訃報を知らされた
え、あいつが? と驚くと同時に、やっぱりと思っている自分もいる
昨秋、京都を訪ねて来てくれ、近所で食事したのが最後になってしまった
40年来の友人を送るのは寂しいけれど、あいつにとっては、解放であるにちがいない

京都は雨
京都だけでなく、広い範囲で降ってるのだろうが、
ずっと晴れの日が続いていたから、恵みの雨
これで、地面に蓄積されつつあった熱も少し冷やされるだろう
いずれ猛暑はやってくるだろうが、もう少し先にしてほしい

ん、今日が夏至なんだ

2017年6月20日火曜日

夜の自転車

京都で自転車に乗り始めたとき、いくつかのルールを自分に課した
1 交通ルールを守る
2 立ち漕ぎをしない
3 暗くなったら乗らない

1は、まあ当然ですね
2は、年寄りの冷水とよばれないように自制する
3は、夜目が効かなくなってきているので、夜移動するときは素直にバスに乗る

概ね、自分で決めたルールに沿って自転車に乗ってきたつもりであるが、
昼間自転車で買い物に出かけたら熱風が吹いている
夜、ちょっと遠くまで出かける予定があり、当初バスを使うつもりでいた
でも、途中寄りたいところもあるし、それを考えると自転車のほうが便利なので、
思い切って、自転車で出かけることにした

帰り、時計は23時近かったのだが、ゆっくり漕いでも一時間はかからないだろうと、出先から帰途についた
これが、意外に快適
風は涼しいし、歩道を歩いている歩行者も少ない
ー京都の場合、歩道を自転車で走れるエリアがひろい
走っているバスも少なく、その分、停留所の人だかりもない
汗ひとつかかず、自宅にたどり着いた

夜の自転車もわるくない

2017年6月13日火曜日

こども稽古会終了

こども稽古会無事終了
こども大人あわせて30人越え
稽古会関係者の見学参加も予想外に多かった
こどもって動き回るいきものなのね
飽きさせないように用意していた稽古をつぎつぎ投下
メインターゲットだったお母さん方に面白いと思ってもらえれば成功だったのだけれど、
どうだったんでしょう

*主催者の報告記事も出てきているようなのでリンク貼っておきます(6/16)
 https://meirinkids.blogspot.jp/2017/06/610.html
 http://zisoku.com/kyoto/2017/06/14/post-2548/


 (写真提供 ぜんばやしさん)

2017年6月11日日曜日

コト

コトが起こるとはどういうコトなのか
コトは起こすコトができるのか
コトは立ち上がるだけなのか

起こるべきコトが起こらないとはどういうコトなのか
そもそも起こるべきコトとはどのような文脈において起こるべきコトと定義されるのか
起こるべきコトが共有されないとコトは起こらないのか
コトが起こるとは、
コトが起こるかもしれないと起こらないかもしれないという間にあるわけで、
起こるべきコトと起こるコトにはズレがあって当然ではないのか

なにも起こらなかったように見えるが、なにかは起こったわけで、
その起こったコトが、予想あるいは期待と異なっていただけのコトで、
たしかにコトは起こったのである

読んでる人にはなんのコトや、というお話ですな

2017年6月10日土曜日

菊舎句集

田上菊舎句集が届いた
菊舎は江戸時代末期に生きた長門の人、女性である
二十九歳にして得度し、以後、三十五年に渡り日本全国を歩いたという

月を笠に着て遊ばゞや旅のそら

「月」を季語とする俳句を探しているうちに出会った一句
出立時に詠まれたとある
気負いと覚悟がすがすがしい




2017年6月4日日曜日

シラバス

月末三日間の稽古会終わったら倒れ込んでしまい、
気がつくと、あらら、こども稽古会まであと一週間
やりたいこと、やるべきことをリストアップして、並べ替えたら、
立派なシラバスが出来上がった
これは面白いわと自画自賛
そのまま大人用にも使えてしまうところが稽古の偉大さだな
稽古場初期のころの合同稽古会メニューにちかい
ただ、どう考えても90分でカバーできる量ではない
さてどうするか