2025年10月14日火曜日

季節と和服

十月も半ばである。なのに麻の長着を着ている。

着物の仕立てを習っている連れ合いに、本来今の季節はなにを着るべきなのか訊ねたら、十月は合わせの着物だという。念のため、一年の推移を尋ねてみたら、十月から五月が合わせ、六月、九月が単衣、そして七月八月が薄物とのこと。なんと、一年のうち八ヶ月が合わせの季節になっている。これはあまりにも気候の現状と乖離しているのではなかろうか。

稽古着を着はじめて三十年になるが、お茶の世界を規範とする、いわゆる着物社会とは別物である。ぼくらは一年中綿の着物を着ているが、稽古着はお出かけ着ではなく仕事着であるからして、洗濯が前提である。着物警察の叔母さまたちから見れば、ツッコミようがないくらい外れて見えているはずである。

裏地のある合わせの着物は冬用の扱いになるのか。