2020年1月9日木曜日

日蓮主義とはなんだったのか

父から受け継いだものを手がかりに、曽祖父角三郎の素性を探ろうとしているのだが、ようとして進まない。家族の伝承として、「朝鮮で犬養毅の身辺警護に当たった」というのがある。等持院稽古場に掛かっている犬養さんの揮毫は、曽祖父に贈られたものであることは間違いがない。どういうかたちで犬養さんと出会ったのかは不明。同郷ということで可愛がってもらった可能性はあるだろう。承政院日記という李氏朝鮮時代の役所の記録に曽祖父の名前を見つけて驚いた。「慶尚北道警察部勤務・警部」とある。1910年、つまり、李氏朝鮮が消滅し日韓併合が行われた年だ。日本帝国主義の先兵として朝鮮半島に居たらしい。しかも警官として。この事実を知るだけで頭ががくらくらしてくる。その後、警察官として国内を転々としたらしい。国立国会図書館のデータベースの中にあった大正6年(1917)の「警察新聞」に深川洲崎警察署長の肩書きでインタビューに答えている。もうとつの手がかりが本多日生の手による「ご本尊」。これも宛名が角南になっている。日蓮宗系の御本尊は真ん中に「南無妙法蓮華経」と大きく書かれ、それを取り囲むように、ありとあらゆる神仏の名前が書かれているのだけれど、ひとつ完成させるのにえらく労力がかかりそうなのだ。こんなもの偉い坊さんが、一介の信徒にわざわざ書いて渡すか? どう考えても、角三郎さん、日蓮主義に深く関わっていたとしか思えない。おまけに、まったくの偶然なのだけれど、亡くなった父が最晩年を過ごしたのが国柱会の運営する老人ホームだったりする。五年前にこれにつながることを「日蓮宗のことなど」と題して少し書いているのだけど、調査はなかなか進展してこなかった。ここにきてやっと手がかりになりそうな本と出会った。昨年出版された『日蓮主義とはなんだったのか』(大谷栄一著 講談社)。今年の読書はここから始めます。600頁に及ぶ大著。

【追記1】近代の人名はアジ歴で検索するのが一般的です、と知人に教えられました。なるほど。

【追記2】第五章まで読み進んできました。(1/14)「日蓮主義はどのように天皇主義と接続したのか?」というのがずっと疑問としてあったのだけれど、セイロンの仏教復興運動家であるダルマパーラという僧が1902年に来日した折、田中智学と面会し、「セイロンの歴史の言い伝えとして、約2500年前、インド王族の高級貴族五百名が海を越えてどこかに行った」という話を伝えたとある。智学は、この貴族を神武天皇と解釈し、みずからの国体論に取り込んだ。(p.159) 

【追記3】手元においてじっくり読むべく、MARUZENにて新刊購入(1/17)



2020年1月6日月曜日

公開講話

公開講話(本部稽古場・京都研修会館)は3回シリーズで行われていて、未会員の方が参加できるのは、1月、5月、9月のみになっています。京都開催分は28日14時からです。事前予約が必要です。申し込みは身体教育研究所(03-3708-2088  info@keikojo.jp)まで。


2020年1月2日木曜日

稽古日程 2020年1月〜3月

最新版はこちら
下記カレンダーはクリックすると拡大されます

・個人教授・個別稽古に違いについては、こちらをお読みください





2020年1月1日水曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます
「今年は仕事するぞ」という気分で新しい年を迎えました

2019年12月30日月曜日

12月の読書

名文探偵、向田邦子の謎を解く* 鴨下信一 いそっぷ社 2011
銃・病原菌・鉄(上)* ジャレド・ダイアモンド 草思社 2000

 ハノイ滞在中、戦争博物館というのがあるというので見学に行ってみた。軍直轄の博物館のようで、国威高揚を目的としている。展示のしかたなど洗練とはほど遠いものなのだけれど、フランス、アメリカを相手に数十年にわたる戦争を戦いつづけたプライドは伝わってくる。屋外に戦闘機、戦車が無造作に置かれているのだが、目を引いたのは、撃墜された米軍戦闘機(だとおもう)が地面に突っ込むかたちで置かれている「作品」だった。これまで目にしたことのなかった兵器を間近でみてー触ることもできるー戦争は金属によって戦われているのだと合点がいった。兵器は金属の塊であり、そして、美しくない。たしかに、鉄が使われるようになって、農業の効率は格段とあがったというのは、人類史の教えるところであるが、同時に、ヒトは簡単にヒトを殺せるようになってしまったのだ。なんと業深いことだろう。正月休暇の本として、ダイアモンドの著作を選んでみた。


2019年12月23日月曜日

石川合同稽古会(終了)

石川合同稽古会、終了しました。
年末の慌ただしい中の参加、ありがとうございました。
それにしても、湯涌創作の森、素晴らしい会場です。
(12/23)






















ーーーーーーーーーーーーーーー

石川合同稽古会、今週末です。
初日21日のコマ(13時〜17時)は、公開講話として、未会員の方の参加も可能です。ただし、前日までにご予約ください。
(12/18)

ーーーーーーーーーーーーーーー

地元組を中心に、申込者10名到達
まだ宿泊にも余裕があるので、関東関西からの参加があるとうれしいです
(11/19)

ーーーーーーーーーーーーーーー

受け付け、始まっています
宿泊を希望される方は、早目にお申し込み下さい
(10/28)

ーーーーーーーーーーーーーーー

石川合同稽古会 2019  12月21日〜22日        ⇨ pdf版はこちら

第2回目の石川合同稽古会を開催します。会場は夏と同じ金沢湯涌創作の森で、今回は、富山在住のライター田中聡さんを迎えての座学も予定しています。

前回8月の募集にあたり、金沢稽古会と白山稽古会のメンバーが一緒に稽古するという意味で合同という言葉を使ったのですが、いざ蓋を開けてみると、富山から関東からと、予想していた以上の広い範囲からの参加があったのは嬉しい誤算でした。こんな会を間延びせず続けられれば、一気に北陸の稽古力の底上げができるのではないか、そんな風に考え、鉄は熱いうちに打てとばかり、第2回目の合同稽古会を企画しました。導入的な内容となった前回からさらに稽古の森に分入っていければと思っています。また、田中聡さんのお話と稽古がどのように響き合うのかも楽しみです。前回の参加者だけでなく、はじめての方、遠方からの参加をお待ちしています。

参加希望者は11月28日までに、申込書に必要事項をご記入の上、お申し込みください。

【日時】
12月21日(土)
13時〜17時  稽古1* 動法と日本文化 (遠藤・角南)
18時〜20時  座学*  見立ての古層 (田中聡)
12月22日(日)
10時〜14時  稽古2  カタと感応 (角南・遠藤)

*印は未会員の参加可 ただし前回8月の会に参加された方は入会が必要です

【会場 】 金沢湯涌創作の森 金沢駅より北鉄バス12番湯涌線 湯涌創作の森下車
【担当】  遠藤日向(金沢稽古会)
     角南和宏(白山稽古会・等持院稽古場)
      田中聡(文筆家)
【会費】  (稽古1)  4000円 (座学)  2000円  (稽古2) 4000円
      全コマ参加の場合8000円
【宿泊】  一人一泊 1500円 (シーツ代、宿泊税を含む) 18名限定
【問い合わせ】
 遠藤     rakuendoh@gmail.com  090-3169-2806
 角南  dohokids@gmail.com       070-5592-0591

【座学について】
田中聡さんは日本思想に詳しく、著書に「ハラノムシ笑うー衛生思想の図象学」(河出書房新社)、「電源防衛戦争」(亜紀書房)等多数。狛江稽古場で二年にわたり様々なテーマで講義をされてきました。今回のテーマは「見立ての古層」。「見立て」は、江戸時代に俳句や浮世絵、歌舞伎などの諸芸で技法として用いられるようになりますが、それまでは「AをBに見立てる」というような用法はありませんでした。『古事記』の創世神話ですでに使われているその言葉の意味を、古代・中世に「見る」「立つ」ということがどのような意味をはらんでいたかということとあわせて考えてみます。「せうそこ」スタイルを採り、聞き手として角南も加わります。

【申込】
所定の申込書に記入の上、主催者にお渡しください
メールでの申し込みも受け付けます
締め切りは11月28日です
 1 氏名(よみ) 2 電話番号 3 メールアドレス 
 4 住所 〒        
 5 整体協会の会員であるかどうか
 6 希望参加コマ
 7 宿泊希望の有無

(10/8)

2019年12月18日水曜日

LCCで飛び、Airbnbで泊まり、Grabで移動する 5

ぼくが東京での講座に現れるかどうか、同僚は賭けしてたみたいだったけど、ちゃんと現れました。足止めを食らったタイでしばらく過ごし、年が明けたくらいに日本に戻ってくるという案が魅力的に映ったことは白状しておきます。でも、今回は、無理して帰ってっきて正解。京都に帰ってきて、その翌日から講習だったのだけれど、「ここまでたどりついちゃったの?」というレベルの素晴らしい講座だった。京都に帰っきた翌日、チェンマイの空港でドロナワ申請していたe-visaがメールで届いた。悔しいというか情けないというか、あとの祭りというか。今回の教訓。旅の下調べは十全に。このシリーズはここまでです。