「たまには朝御飯作って」
というリクエストに応えて、台所に立った
一家に主婦は二人いらないから、
このところ主夫業はサボリ気味だったのだ
メニューは簡単
トマトサラダ、オムレツ、トーストと紅茶
トマトはサイコロに切る
ドレッシングづくりはカミさんにまかせることにして、
オムレツにとりかかった
フライパンに卵を流し込んで火加減をみているうちに、
先日、ある人から受けた相談事をふと思い出した
そうか、料理に挑戦させればいいじゃないか
相談事というのは、その人自身のことではなく、
その元同僚から持ちかけられた、
「僕、動きがとろいんですけど、なんとかならないですかね」
という漠然としたもの
僕も、その人とは少しだけ付き合いがあって、
「同時並行処理が苦手な人」という印象が残っている
単純に「稽古しなさい」とは言えない距離なので、
アドバイスのしようがないなあと、聞き流していたのだ
料理って、ちゃんと段取りを踏んで複数の作業を並行してやんなきゃいけない
でないと、温かいトーストと紅茶とオムレツが同時にテーブルに並ばない
そいういう意味ではかなり修練のいる作業
加減とか塩梅とか極めてアナログな感覚的世界で、
オムレツなんて、追求していけば、とてつもなく深い世界
料理に挑戦しなさい
こんなアドバイスを伝えようかと思っている
でも、そのもとになる感覚的世界=身体という部分は手つかずのまま
隔靴掻痒感は残る
2012年5月3日木曜日
禁糖メニュー
2012年4月24日火曜日
片付けはつづく
家の片付けを始めて数週間
ずいぶんとモノを捨てた
もう、いつでも引っ越し可能
といって、引っ越しのあてがある訳でもない
家の中が片付いてくると、
25年暮らしてきたこの家もまんざらではない
と思えてくるから不思議だ
とうとう禁断の食器と衣類に手を付けてしまった
つまり、基本的に僕の領域でないものにまで片付けを広げてしまった
鬼の居ぬ間に
それにしても、食器棚や押入れの奥に
箱詰めのまましまい込まれている食器の多いこと
普段使っているものより、よいモノが使われることなくしまい込まれている
たしかに、使いこなせそうもない立派なものもあるけれど、
ちょっともったいない
衣類は、とりあえず自分のものから
稽古着の多さには我ながらおどろいた
考えてみれば、20年近く稽古着を着ているわけだから無理もない
いただいたまま、ほとんど袖を通してないものもある
稽古着の形もずいぶん変化してきた
初期の頃のものなど、おくみもないから、もう着ることはないだろう
だんだん、自分の好みも定まってきているので、
当面、必要なものと予備のものを少し残して整理することにした
片付けもまた、日々の積み重ね
ですね
ずいぶんとモノを捨てた
もう、いつでも引っ越し可能
といって、引っ越しのあてがある訳でもない
家の中が片付いてくると、
25年暮らしてきたこの家もまんざらではない
と思えてくるから不思議だ
とうとう禁断の食器と衣類に手を付けてしまった
つまり、基本的に僕の領域でないものにまで片付けを広げてしまった
鬼の居ぬ間に
それにしても、食器棚や押入れの奥に
箱詰めのまましまい込まれている食器の多いこと
普段使っているものより、よいモノが使われることなくしまい込まれている
たしかに、使いこなせそうもない立派なものもあるけれど、
ちょっともったいない
衣類は、とりあえず自分のものから
稽古着の多さには我ながらおどろいた
考えてみれば、20年近く稽古着を着ているわけだから無理もない
いただいたまま、ほとんど袖を通してないものもある
稽古着の形もずいぶん変化してきた
初期の頃のものなど、おくみもないから、もう着ることはないだろう
だんだん、自分の好みも定まってきているので、
当面、必要なものと予備のものを少し残して整理することにした
片付けもまた、日々の積み重ね
ですね
2012年4月22日日曜日
2012年4月19日木曜日
レジ袋
やたらレジ袋が多い
台所のあちこちに分散してしまい込まれている
押入れを開ければ、こっちは紙袋にビニール袋
ケーキ屋さんだ洋服屋だと、大小取り混ぜてしまい込まれている
本来収納するものによってスペースが奪われるというのは主客転倒している
僕の父方の祖母は、レジ袋に埋もれて亡くなった
最晩年、一度訪ねていったことがある
六畳程の居室が、文字通りスーパーのレジ袋であふれていた
勿体無い世代ではある
捨てられない世代が、ものを捨てることをよしとする時代まで生きてしまった悲喜劇
子供たちは、そんな祖母の習性を矯正することを諦めた
祖母の世代のほうがまっとうだよね
ドイツの街角のスーパーで買物をして、レジを済ませたら、
袋類を一切なにもつけてくれなくて驚いたことがある
なまものは買わなかったから、そのまま手持ちのカバンに詰め込んで事なきを得たが、
肉野菜買ってたら大変だった
エコエコといってる割に、スーパーのレジ袋は健在のよう
一度、家の中のプラスチック袋を一掃して、以後増えないようにやってみよう
---
昨日は病院行きを娘にまかせて、三週間ぶりに医療機関に顔を出さない一日
今朝はなんだかボーッとして目覚め、しばらくボーッとしてたのだが、
これはいかんと、裏庭の片隅に置いてあったコンポストの撤去作業に取りかかる
つまり、コンポストの隣の地面を掘って、コンポストを外し、
その内容物を穴に埋め込むという作業
シャベルを手に穴掘りなんていつぶりだろう?
台所のあちこちに分散してしまい込まれている
押入れを開ければ、こっちは紙袋にビニール袋
ケーキ屋さんだ洋服屋だと、大小取り混ぜてしまい込まれている
本来収納するものによってスペースが奪われるというのは主客転倒している
僕の父方の祖母は、レジ袋に埋もれて亡くなった
最晩年、一度訪ねていったことがある
六畳程の居室が、文字通りスーパーのレジ袋であふれていた
勿体無い世代ではある
捨てられない世代が、ものを捨てることをよしとする時代まで生きてしまった悲喜劇
子供たちは、そんな祖母の習性を矯正することを諦めた
祖母の世代のほうがまっとうだよね
ドイツの街角のスーパーで買物をして、レジを済ませたら、
袋類を一切なにもつけてくれなくて驚いたことがある
なまものは買わなかったから、そのまま手持ちのカバンに詰め込んで事なきを得たが、
肉野菜買ってたら大変だった
エコエコといってる割に、スーパーのレジ袋は健在のよう
一度、家の中のプラスチック袋を一掃して、以後増えないようにやってみよう
---
昨日は病院行きを娘にまかせて、三週間ぶりに医療機関に顔を出さない一日
今朝はなんだかボーッとして目覚め、しばらくボーッとしてたのだが、
これはいかんと、裏庭の片隅に置いてあったコンポストの撤去作業に取りかかる
つまり、コンポストの隣の地面を掘って、コンポストを外し、
その内容物を穴に埋め込むという作業
シャベルを手に穴掘りなんていつぶりだろう?
2012年4月17日火曜日
2012年4月13日金曜日
片付けの日々
まちがいなく妻が憑依している
人が変わったかのように綺麗好きになってしまった私
家の片付けに邁進している
片付けというよりはゴミ出しだな
家の片付けと妻の体調がリンクしているとどっかで思っている
妻は綺麗好きではあるが、お世辞にも片付け上手とはいえない
私はとっちらかっていても頓着しない方だから
(しなかったと過去形にした方がよいかも)
彼我ギャツプは大きかった
それが妻にとってストレスとなっていたことは、
ストレス説を信じない私も納得できるし、申し訳なかったと思う
気づくの遅かったけど・・・
捨てられない整理苦手の綺麗好きって無理だよな~
二年前、実家が人手に渡ることになり、一週間で片付けをした
その大変だったこと
文字通り悪夢
とるも取りあえず、必要なものだけ持ち出したという感じで、
95%はゴミとして処分した
リサイクルショップにも来てもらたが、ほとんど何も引き取ってもらえなかった
今の家も住みはじめて25年
こんなに長く住むことになるとはつゆ思わず、
結果、ゴミ予備軍に囲まれて、生活していた
来週金曜日は物置を、その次の週にはホットカーペットを粗大ごみに出す
片付けの日々はまだまだ続く
人が変わったかのように綺麗好きになってしまった私
家の片付けに邁進している
片付けというよりはゴミ出しだな
家の片付けと妻の体調がリンクしているとどっかで思っている
妻は綺麗好きではあるが、お世辞にも片付け上手とはいえない
私はとっちらかっていても頓着しない方だから
(しなかったと過去形にした方がよいかも)
彼我ギャツプは大きかった
それが妻にとってストレスとなっていたことは、
ストレス説を信じない私も納得できるし、申し訳なかったと思う
気づくの遅かったけど・・・
捨てられない整理苦手の綺麗好きって無理だよな~
二年前、実家が人手に渡ることになり、一週間で片付けをした
その大変だったこと
文字通り悪夢
とるも取りあえず、必要なものだけ持ち出したという感じで、
95%はゴミとして処分した
リサイクルショップにも来てもらたが、ほとんど何も引き取ってもらえなかった
今の家も住みはじめて25年
こんなに長く住むことになるとはつゆ思わず、
結果、ゴミ予備軍に囲まれて、生活していた
来週金曜日は物置を、その次の週にはホットカーペットを粗大ごみに出す
片付けの日々はまだまだ続く
2012年4月11日水曜日
半径3キロメートル
半径3キロメートルの暮らしである
妻の入っている病院は、駅でいうと2つ先になるのだが、まあ徒歩圏内
距離にして3キロ、歩いて40分くらい
お遍路トレーニングとして片道は歩くようにしている
遍路は、一日25~30キロは歩くはずだから、トレーニングにはちょっと短い
買物等々あると、結局もう片道は電車になってしまう
これまでなら、毎日電車に乗って大井町なり二子玉川に出かけることが多かった
近距離通勤とはいえ、一日、20キロ、30キロは当たり前のように移動していたわけだ
それに比べると、今の行動半径は近年にない「狭さ」ということになる
それでも、人口密集地だから、この半径3キロ圏に20万人が暮らしているはずである
地元にはこんなお店があったのか、こんな風景があったのか、
この道とあの道はこう繋がっていたのか
新しい発見をするたび、に今更ながら、過去25年間の己の横浜都民ぶりに呆れてしまう
去年の震災のあと、これから先、職住近接が見直されるだろうという予感はあった
職の方はちょっとお休み中だが、徒歩圏での生活はなかなか充実している
妻の入っている病院は、駅でいうと2つ先になるのだが、まあ徒歩圏内
距離にして3キロ、歩いて40分くらい
お遍路トレーニングとして片道は歩くようにしている
遍路は、一日25~30キロは歩くはずだから、トレーニングにはちょっと短い
買物等々あると、結局もう片道は電車になってしまう
これまでなら、毎日電車に乗って大井町なり二子玉川に出かけることが多かった
近距離通勤とはいえ、一日、20キロ、30キロは当たり前のように移動していたわけだ
それに比べると、今の行動半径は近年にない「狭さ」ということになる
それでも、人口密集地だから、この半径3キロ圏に20万人が暮らしているはずである
地元にはこんなお店があったのか、こんな風景があったのか、
この道とあの道はこう繋がっていたのか
新しい発見をするたび、に今更ながら、過去25年間の己の横浜都民ぶりに呆れてしまう
去年の震災のあと、これから先、職住近接が見直されるだろうという予感はあった
職の方はちょっとお休み中だが、徒歩圏での生活はなかなか充実している
2012年4月7日土曜日
ステーキディナー
ここ10日間、何を食ってきたかよく覚えていない
一日一回はちゃんとした食事をと思いつつ、
パンやシリアルでで間に合わせたり、ラーメン屋で済ませていたりする
ここ三日間コメを食っていない!
どこかに気の利いた定食屋はないかな〜、とボヤいたら
「自分で料理してみなさいよ」と、カミさんが言う
「お米も悪くなる前に使っちゃわないと」とも申される
うーん、と唸りながら、駅前のスーパーでステーキ肉を買い、野菜もちょっと買ってきた
困ったときのネット頼み
和風ステーキ、レシピと検索してみると、ぞろぞろと出てくる
これにしようと、玉ねぎをすりおろし、白ワインと混ぜ、肉に揉み込んで30分ねかせる
コメを研いで炊飯器にかけ、小鍋に水を入れ、そこに出し雑魚を入れるーこれは味噌汁用
一日一回はちゃんとした食事をと思いつつ、
パンやシリアルでで間に合わせたり、ラーメン屋で済ませていたりする
ここ三日間コメを食っていない!
どこかに気の利いた定食屋はないかな〜、とボヤいたら
「自分で料理してみなさいよ」と、カミさんが言う
「お米も悪くなる前に使っちゃわないと」とも申される
うーん、と唸りながら、駅前のスーパーでステーキ肉を買い、野菜もちょっと買ってきた
困ったときのネット頼み
和風ステーキ、レシピと検索してみると、ぞろぞろと出てくる
これにしようと、玉ねぎをすりおろし、白ワインと混ぜ、肉に揉み込んで30分ねかせる
コメを研いで炊飯器にかけ、小鍋に水を入れ、そこに出し雑魚を入れるーこれは味噌汁用
具は豆腐とネギでいいことにする
ご飯が炊きあがったのを見計らって、ステーキにとりかかる
両面を軽く焼いて皿に載せておく
ソースは、さっき肉にまぶした玉ねぎに醤油、はちみつを混ぜたものを炒める
ほんとはオイスターソースも入れると書いてあったが、ないので醤油を少し増量
ついでに、豆苗というカイワレの親戚も炒めてしまうーこれはクレソンの代わり
なんとか夕食の出来上がり
ご飯が炊きあがったのを見計らって、ステーキにとりかかる
両面を軽く焼いて皿に載せておく
ソースは、さっき肉にまぶした玉ねぎに醤油、はちみつを混ぜたものを炒める
ほんとはオイスターソースも入れると書いてあったが、ないので醤油を少し増量
ついでに、豆苗というカイワレの親戚も炒めてしまうーこれはクレソンの代わり
なんとか夕食の出来上がり
2012年4月6日金曜日
2012年4月5日木曜日
2012年4月4日水曜日
主夫の一日
4月4日、出発予定日
この日のオーシャンフェリーで徳島に向かい、5日から歩き始めるはずだった
2月初旬時点での計画
しかし、出発はかなわず主夫業にいそしむ日々
まさに「出立にたどり着くまで幾千里」
* * * * *
主夫の一日はゴミ出しからはじまる
ようやく、収集品目と曜日のカレンダーがつながり、
こまごまとしたものを順次出している
収集されたゴミがどのように処理されているのか把握できてない、
という後ろめたさはあるが、
家の風通しをよくするためには、この細かな作業が必須となる
つまり我が家は隙間がゴミで埋まっていたのだ
朝食をちょちょっと取って、洗濯に取り掛かる
風呂から洗濯機に残り湯を移し、
カミさんに言われた通りのやりかたで洗濯を進めていく
すすぎは二回、白物と色物は分けて洗う等々、カミさんルールに従う
昼はすぐ来てしまう
掃除は毎日はできそうもない
* * * * *
そして3時前、カミさんの入っている病院に出動
そう、体調不良を訴えていた妻が入院してしまったのだ
医者に行くことを私の仕事を慮って遠慮していたらしい
そうなんだろうなと思う
入院し、ほっとした感のある妻の顔を見て、
そこまで追い込んでしまっていたのかと悔悟の念が生まれる
もともとがストレス説大好きな妻
癌だったら即切って繋いじゃいましょう、というノリの医師
単純明快、合わせ鏡のような人生観が病院の中では力を持つ
人生そんなに分かりやすくていいのか馬鹿野郎と悪態をつくも、
その分かりやすさから疎外され、無力感に打ちのめされる
と同時に妻の不在にうろたえている
* * * * *
こんな深夜まで起きている
そう、明日はごみの収集がないのだよ
この日のオーシャンフェリーで徳島に向かい、5日から歩き始めるはずだった
2月初旬時点での計画
しかし、出発はかなわず主夫業にいそしむ日々
まさに「出立にたどり着くまで幾千里」
* * * * *
主夫の一日はゴミ出しからはじまる
ようやく、収集品目と曜日のカレンダーがつながり、
こまごまとしたものを順次出している
収集されたゴミがどのように処理されているのか把握できてない、
という後ろめたさはあるが、
家の風通しをよくするためには、この細かな作業が必須となる
つまり我が家は隙間がゴミで埋まっていたのだ
朝食をちょちょっと取って、洗濯に取り掛かる
風呂から洗濯機に残り湯を移し、
カミさんに言われた通りのやりかたで洗濯を進めていく
すすぎは二回、白物と色物は分けて洗う等々、カミさんルールに従う
昼はすぐ来てしまう
掃除は毎日はできそうもない
* * * * *
そして3時前、カミさんの入っている病院に出動
そう、体調不良を訴えていた妻が入院してしまったのだ
医者に行くことを私の仕事を慮って遠慮していたらしい
そうなんだろうなと思う
入院し、ほっとした感のある妻の顔を見て、
そこまで追い込んでしまっていたのかと悔悟の念が生まれる
もともとがストレス説大好きな妻
癌だったら即切って繋いじゃいましょう、というノリの医師
単純明快、合わせ鏡のような人生観が病院の中では力を持つ
人生そんなに分かりやすくていいのか馬鹿野郎と悪態をつくも、
その分かりやすさから疎外され、無力感に打ちのめされる
と同時に妻の不在にうろたえている
* * * * *
こんな深夜まで起きている
そう、明日はごみの収集がないのだよ
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