京都に戻ってきて一週間が経つのだが、いまだに時差ボケから抜け出せていない。夜の早い時間に眠くなり、それが収まると夜中に目が冴えてくる。で、本を読んだり書きものをしているうちに、外が白みはじめ、ようやく布団に入る。そして、朝の遅い時間、今度は暑さで目覚める。
ヨーロッパも暑かったが、湿度が低い(ウィーン38%)から、日差しは強くとも木陰に入ると涼しいし、屋内もそれほど気温は上がらない。それに比べると、京都の湿気は79%で、平屋のわが家など、すぐ屋内で30度を超え、しかも夜になっても下がってくれない。常に熱中症と隣り合わせ。月刊全生に載っていた低温風呂を試して、だいぶ暑さに対する感受性は変わった。つまり汗が内向して、体の中に冷えが残っている。
そうこうしているうちに、今度は稽古場のエアコンが壊れた。前住者が残していった20年以上前の旧式のものだから、寿命が尽きたともいえる。仕方なく、近所の電器屋さんに、取り替え工事をお願いした。えらい出費だ。
暑さで記憶が溶けてしまう前に、ヨーロッパのまとめをしておこうと、「飛地と迷子」という文章を書いた。回りくどい分かりづらい文章になっているけれど、これは意図的にそうした。わが組織に海外会員がどれだけの数いるのか知らないけれど(今度、問い合わせてみよう)、すこしは、日本の外のことも考えていかないと、日本社会の少子高齢化をもろに反映している現状を変えられないのではないか、とも思う。僕はいつも境界線上にいる。
この週末は白山稽古会。


