京都に戻って来て数年経った頃だと思うけれど、知り合った編集者の方から、本を書いてみませんかという提案を受けたことがある。ちょっとその気になって、自分が書いたものの中で-整体関連のものを集めてみた。読みものとしてのつまらなさに自分で驚愕した。もう少しましなものができるんじゃないかと思っていたのに、実につまらなかった。その後、コロナ禍がやってきて、幸いなことに、この話は立ち消えた。
僕自身、本を書くということを舐めてた。それまで書き留めていたものをコラージュすれば、本の一冊くらいできるんじゃないかと軽く考えていた。だけど、フィールドノートは素材にすぎず、もし作品にするなら、素材を摺鉢ですり潰して、濾過して、それを発酵させるくらいの手順を踏まないとダメだということにだいぶ経ってから気づいた。その編集者の方には、ほんと失礼なことをしてしまったと、今にして思う。
で、手元にフィールドノートだけが残った。自分用データベースとしてPDFにしてiPadに入れている。B5換算で2000頁。このブログが続く限り、このまま増殖していくことになる。
もうちょっとだけ続きます。