2018年6月19日火曜日

Part 3 整える

その日、何を稽古していくか決まらないことはある
では、それが定まらない時、どうするか
古いノートを引っ張り出してくるのも一案だが、掃除をはじめることの方が多い
つまり、場を整えて、やるべきことが「降りてくる」のを待つ

場を整える
稽古の場を俗から切り離す
稽古の場を生活の場から分離させるというのは、常識といえば常識
等持院で稽古場をはじめるときに腐心したのはこの一点に尽きる
ただ、平屋建て一軒家
生活の場を稽古の場から分離させることは物理的に無理なのだ

ぼくが採用した戦略は、すべてを開け放つこと
ドアは閉めないー書斎は男性用の更衣室となる
台所も開放するー実際、喫煙場所でもある
僕自身を限りなく備品化させていく
これしかない

ただ、これが可能であったのは、僕自身が非性的な存在
として京都に降り立ったからでもある
演技するまでもなく、実際、そういう存在であった
ここ一年は、「俗に還ってきた」一年であった
では、「俗に還ってきた」私に、この稽古場を維持していくことは可能なのだろうか?

結構、瀬戸際な感じ

2018年6月17日日曜日

せうそこ6

ご案内遅くなりましたが、今月末、第6回目のせうそこを等持院稽古場で開催します

2018年6月13日水曜日

Part 3 カタ

整体は俗とともにあるが
俗に堕してしまうと整体にならぬ
とことん俗にまみれながら、俗に堕さず、その境界線を住処とする
生命線はカタ、ということになる

2018年6月7日木曜日

横川澄夫さんを囲む詩と歌の夕べ

山下佳代さんが頻繁に夢の中に現れてくるようになったのは、昨年の秋も深まった頃だが、それを運んできたのがユズルさんではなくて、別の人だと気づいたのは大分あとになってからのことである。

それはともかく、6月4日、誘われていた「横川澄夫さんを囲んでの詩と歌の夕べ」に顔を出してきた。実際のところ、横川さんとは直接の面識はなく、何度か自作詩を朗読されている姿を、おそらくほんやら洞かどこかでお見かけしたことがあるくらいの関係で、言葉をかわしたのはこの日がはじめて。ただ、水口きみやさん経由でいただいていた横川さんの「北白川のTの字交差点」(1994)という福本早穂さん編集の詩集はずっと本棚に並んでいる。

宮崎さんの乾杯の音頭の後、水口さん、ユズルさん、志津子さん、わくさん、昌子さんたちの歌と詩の朗読に続き、横川さん登壇。入れ歯を気にしながら何編かの詩を朗読。1930年生まれということは、御年88歳。かくしゃくとしたものである。そして、詩のタイトルは養生訓。「分からない言葉は使わぬがよい」というのはいいですね。ほとんど40年前の仲間たちが集った同窓会のような会であったが、この場に居られてよかった。

帰ってきて、横川さんの詩集を取り出し、その隣にあった山下佳代編「結婚パック」(1985)も引っ張り出し、ついでに、去年、ユズルさんにいただいた「レクスロス詩集」も出してきて並べてみた。「女子学生のためのレクスロス詩賞」入賞者を再招集するという企画も急遽浮上した模様。これは楽しみに待つしかない。

「結婚パック」のあとがきに、佳代さんはこんな風に書いている。「この一年間でずいぶん赤ちゃんが身のまわりにふえて、女性詩人にもお母さんがふえました。.... とりあえず、ここに出ている詩人たちが集まって朗読会、そこでわたしは子どもたちをあずかってニコニコして詩を楽しむのです。」 いまでは、その子どもたちが親になっているのだ。佳代さんが亡くなって29年になる。

2018年6月3日日曜日

目隠しチャンバラ

おやこ稽古会まで一週間
「目隠しチャンバラ」やろうかと提案したものの、
それをどう稽古に落とし込むか苦悶中
むかしむかし、そんな稽古やった記憶があるのだけれど、
さて、どんな、なんの稽古であったか定かではない

まずは、新聞紙を丸めて剣を作ってみる
小さなお子さん対象の稽古だから、怪我することだけは避ける
最初二枚重ねで、次に一枚で新聞紙の筒を作ってみる
二枚重ねだと、ちょっと強すぎるので、一枚ものに決定
ちょっと強く握ると潰れてしまう
潰れないように持つ、というだけで、カタの稽古になるなとひとりごちる

筒を垂直にして、その中央あたりを持つ
手をほんの少しだけ弛めれば、筒は手の中を落下していく
筒が手から外れないうちに手を閉じれば、その落下は止まる
ただし、この時、強く閉じすぎて筒を潰してはいけない
筒の先が床に触れる一歩手前で止める
間一髪というやつだ
床にどれだけ近いところで止められるかを競うことも可能だろう

これを立ってやればシズミの稽古になる
筒の落下ととともに膝を抜き、腰を落とし、間一髪のところで止める
これはもう、大人がやっても面白い稽古になる
来週どっかで試してみよう
ただこうやっていて、チャンバラにたどり着くかどうかは不明
それにしても、おやこ稽古会、前回の、抜き足差し足稽古といい、新聞紙が大活躍
また夜なべ仕事をすることになりそうだ

まだ定員には達してないようなので、興味のある方は申し込んでください
https://www.kokuchpro.com/event/201806sj/
ただし、稽古場大人枠はすでに埋まっています

2018年6月1日金曜日

稽古日程 6月〜7月

最新版はこちら
下記カレンダーはクリックすると拡大されます

・複数人でのテーマ稽古も受け付けています

【6月】


















【7月】



暫定版です



2018年5月30日水曜日

5月の読書

偶然の装丁家* 矢萩多聞 晶文社 2014
たもんのインドだもん* 矢萩多聞 ミシマ社京都オフィス 2016
親鸞と日本主義* 中島岳志 新潮社 2017
植物は<未来>を知っている* ステファノ・マンクーゾ NHK出版 2018
御馳走帖 内田百閒 中公新書 1996
大貧帳 内田百閒 六興出版 1981
対話集 ポスト「戦後」の進路を問う* 白井聡 かもがわ出版 2017
村に火をつけ白痴になれ* 栗原康 岩波書店 2016