2017年11月14日火曜日

なかなおり

乱雑に並んでいる玄関口の履物を揃えて立ち上がったら後頭部をしたたか靴箱の角にぶつけてしまった。「痛い!」っと叫び声をあげてぶつけたところに触れてみる。急処は外しているものの尖った角っこだったので痛い。そういえば、韓国に旅行してるときにも、頭ぶつけたな〜。まあ、立ち上がったときだから大丈夫だろうなどと考えているうちに、山形の紺野さんに教えてもらったあることを思い出した。ぶっつけたときには、ぶっつけた体のその場処を、ぶつけたものともう一度触れさせて仲直りさせるというもの。靴箱の角にぶつけた後頭部を正確に接触させると、実際なじんでくる。ぶつけたときの体勢を再現し、衝撃で停止した動きの続きをそこから再スタートさせるという意味で理にかなった言い伝えだ。それに「仲直り」という名称を与えるなんて、実に味わい深いではないか。