このまま冬なんて来ないんじゃないかと思っていた。
それほど、今年の夏はずっとずっと続き、ついこないだまで夏だった。
それでもやっぱり冬はやってきた。唐突に。
涼しくなりましたねという言葉を使う機会もなく、
いきなり、寒くなりましたね、と挨拶をする。
体の中に残る暑さの記憶と、現実の気温がぶつかり混乱している。
グリーンカーテンのゴーヤをようやく下ろす。
葉の間に隠れていた小さめの実が姿を現し、最後の収穫。
木槿の葉は赤くなって落葉。
玄関先の紅葉は今年は葉をつけず、幹の皮も割れてしまった。
ファンヒーターはまだ箱から出してない。
かろうじて、ホットカーペットを敷いて、当面の寒さ対策だけはした。
さて、今日は火鉢に炭を熾して入れてみよう。
で、冬がやってきた。