2012年7月17日火曜日

暑中お見舞い申し上げます

年頭「春になったら四国遍路に出るぞ!」と高らかに宣言したものの、3月末になって妻が入院することになり、以後、4月5月は専業主夫として病院に通いながら家事に励む事と相成りました。よって、四国遍路は実現しておりませんが、初体験の専業主夫業は、これまでないがしろにしてきた「暮らし」というものに目を向ける貴重な体験となりました。幸い、5月末、二ヶ月に及ぶ入院生活から妻は無事帰還し、日に日に体力・体調を取り戻しつつあります。長期の入院生活を経たのだから、生まれ変わって戻ってくるであろうと期待していたのですが、性分というのは誠に強固なようで、以前と寸分も変わらず、「正しく病む」ことの困難さを実感させられています。想定外の出来事続出の今年前半でありましたが、私自身は来月に迫った還暦をいったいどのような心境で迎えればよいのか悶々としながら、同時に社会復帰を目指しリハビリ中です。今年も暑い夏になりそうです。皆様のご健勝をお祈りいたします。
 二〇一二年夏