2013年2月14日木曜日

漏電始末

「風呂桶に手を漬けるとビリビリくる」と言い出したのは、たまに帰ってくる娘
かみさんも「そういえば」と娘に同調
「体が冷えてるから、そう感じるんじゃないの?」と私
何日かして、私が風呂に入るとき、改めて確認してみると、ピリピリくる
やっぱり漏電らしい
ラジオ少年の頃、300ボルトに感電していたから、低電圧の感電に鈍感になっていたのか

慌ててテスターを取り出し、風呂場の床と風呂桶の水にプローブを接触させてみると、針が触れる
これで漏電は確定
床を濡らして、電気の通りをよくしてから測ると電位差10ボルト
これで感電死することはないだろうが、危険であることに違いはない
火災の原因にもなりかねない
ではどこから電気は回って来ているのか?
まず警報器が電源に繋がっているガス管を疑ってみる
どうやら無関係
台所や洗面台のスイッチを切っても、洗濯機や冷蔵庫の電源を抜いても変化なし
二系統あるブレーカーうちひとつを落としてようやくテスターの針がゼロに戻る
やはり台所周りだ

翌日不動産屋の営繕部に電話したら、即電気屋さんに連絡してくれた
ところがである
現れた電気屋さん、「配電盤のこれ、漏電ブレーカじゃないですね、取り替えましょう」と言い残して帰って行った
おいおい、漏電はどうなったんだ?
漏電ブレーカに替えれば漏電しているとブレーカは落ちる
でもそれじゃ解決にならないじゃないかと突っ込みを入れたくなる

同系統に繋がっている電気器具を探っていくうちに、玄関灯にたどり着いた
30年以上使われている代物なのだが、ずっと不調で、最近まったく使っていない
屋外で風雨にさらされていたものだから、本当なら真っ先に疑わなきゃいけなかったものだ
玄関灯のスイッチをオフにしてみると、テスターの針が元に戻った

やっと犯人にたどり着いたのだが、電気屋さんはまだこない

(付記)
電気屋さんが配電盤を丸ごと替えていった
玄関灯も外して持っていった
漏電騒動は収束