2016年7月4日月曜日

風景

娘のお腹に手を当てて愉気している
生まれて二日目の赤ん坊は、母親のお腹にしがみつくような格好で眠っている

妻を送ったときの風景が蘇る
真ん中にいたのが妻で、娘は向こう側に座って妻に手を当てていた

生と死
真逆の出来事なのに
そこにある空気感は似ている
静謐な時間が流れていく

小さないとこたちが訪ねて来て
眠っている赤児の寝顔を神妙に見入っている
新しい仲間を迎えている
いい風景だな