2018年1月15日月曜日

雪のちから

北陸からの帰り道、車窓に広がる雪原を眺めながら考えた
今回、いつになく落ち着いて操法できたのはなぜだろう
会場として使っているのは、築百年を超える純和風木造建築
重厚感があって落ち着いている
しかも8年間、ほぼ毎月開催しているから、ここに来ると「帰ってきた」
と思えるほど空気になじんでいる
でも、今回の落ち着きに貢献したものが他にあるはず
思い至ったのは雪
庭を埋め、建物をすっぽりと覆ってしまった雪、その雪の力ではないのか
その重み、温かさ、湿度、シズミ感
いや、それはある種の諦念感と呼べるものだったようにも思える
そうか、こういうものに、土地土地の人間は育まれていくのだ