ボディワークの意味がわからない。
ソマティックになると、もっとわからない。
片桐ユズルとの縁で、ソマティック心理学協会というグループが主催する会で稽古をやってきた。でも、ソマティックもボディワークも、僕の中で謎のままである。
片桐ユズルが僕を呼んだのは、「整体は日本を代表するソマティック」なのに、「引っ込み思案で、宣伝もしないし、なかなか外に出てこない人たち」だから、これを機に、カミングアウトした方がよい、というユズルさんなりの好意の表現でもある。会そのものは楽しかったし、真面目な人たちの集まりだな、ということはよくわかった。でも、ソマティックもボディワークも、僕の中で依然謎のままである。近くに居るらしいのだけれど、薄い膜一枚隔てて違う世界に住んでいる人たちという印象なのだ。
片桐ユズルに話を聞く機会は最近多い。
得体の知れないソマティック関係者のなかで、アイコン的な存在になっている風もある。本人も、モテ期に入っていると自覚しているらしい。オルダス・ハクスリーが著書の中で、「アレキサンダーテクニック(AT)は素晴らしいといっていたから、ぼくはATの勉強をはじめた」という説明は非常にわかりやすい。このあたりが、日本におけるボディワークやソマティックの流れを理解する上で鍵になりそうだ。ヒューマンポテンシャルムーブメントがあって、エサレンがあって、oshoがいて...みたいな流れなのか。
薄い膜一枚隔てて違う世界に住んでいる人たち...。
なんなんだろうね、この違和感は。