出雲世界紀行* 野村進 新潮文庫 2018
彼は早稲田で死んだ* 樋田毅 文藝春秋 2012
モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語* 内田洋子 方丈社 2018
男性中心企業の終焉* 浜田敬子 文春新書 2022
サバイバルに役立つパラコード完全読本* ブライアン・リンチ グラフィック社 2024
漱石の漢詩を読む* 古井由吉 岩波書店 2008
1937年生まれの古井由吉が1867年生まれの漱石の漢詩を読む。自らの素養を漱石と比し「からっけつ」ですからと素直に告白する。間違いなく本心。古井から下ること15年、僕など「からっけつ」より軽い言葉は一体なんだと頭を抱える。「修善寺の大患」時に作られた漱石の漢詩を読んでいく。病むこと自体が軽薄になってしまった現代にため息も出ない。