2013年10月30日水曜日

動法という仮説

私たちが動法を学ぶ意味ってなんなんでしょう?
という質問をブラジルで稽古しているベネズエラ人から受けた
以下は、その時の私の答え
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動法というのは仮説です
最初は野口晴哉という人の動きを参照することから、動法というものが発見されました
次に、その参照されるものが、日本に伝わる古典に広げられていきました
そうすることで、動法の世界がより緻密により豊かになっていきました
つまり、動法とは、古典を参照していくことで、かたちづくられていく運動体なのです
あなたにとって動法を学ぶとは、おそらく最初は日本の文化に触れることになるでしょう
でも、次に、あなたにとっての「古典」を参照しながら動法の稽古をしてみてください
動法にあなたの体験を還元していってください
そうすることによって、動法の世界は、より豊穣なものとなっていくのではないでしょうか
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勿論、こんなにスラスラと答えられたわけではない
「未来に対して開かれた運動体としての動法」の発見というのは今回の遠征の成果だな