月刊全生の巻末に掲載されはじめた修養講座の時間割を眺めていると、身体教育研究所が始まった頃の時間割を思い出す。当時(1988〜)の稽古場というのは週4日集団稽古をやっていて、そこに10種類の稽古種目(動法、行気、脱力動法、活元運動、感応動法、相互行気、内観的愉気、気韻、筆動法、あとひとつ思い出せない)を順繰りに組み込んでいくというものだったから、時間割を組み立てていくのは、なかなか大変だった。修養講座で取り入れられた単位制というアイデアも稽古場でやろうとしていたものだが、開催場所の数が多かったのと、それに対応する人力不足で実現しなかった(言い訳w)。
修養講座に出ている人の話を聞くと、なかなか活気があるようで、担当者一人ひとりの解釈の違いが、整体というものの幅を広げているようだ。百花繚乱。勉強している人にとっては面白いだろうし、一方、担当している先生方には、すごい鍛錬の場になっているのではなかろうか。D先生の色に染まっていく速度がちょっと早過ぎるんじゃないのと思わないわけではないが...。
最近の私の稽古はすべて「カタと同調」という名称で済ませてしまっているけれど、稽古場でやってきたいろんな種類の稽古を集約していった結果、「カタと同調」にたどり着いたというだけで、必要に応じて、もとの細分化された稽古に立ち戻れるというのは、25年間稽古してきた賜物だろう。この集注と拡散を往き来する運動性というものを自分の中で如何に保つかが課題だな〜。
身体教育研究所の公式HPが出来る前、非公式サイトを運営していた。どこかに痕跡が残ってないか辿ってみたら、いまでも閲覧可能な状態にあるらしい。リンク切れの部分もあると思うがご参考までに。2001年バージョンのようです。http://dohokids.com//skk/skk.html