(目的)
第3条 この法人は人間行動における無意識領域を錐体外路系運動という身体運動 の不随意相から考究し、それらの関連機序を視点とした身心関係の調和を促す身体 技法及び生活法の開発と実践に努め、以って、当来の教育学・体育学・人間学をは じめ人間に関わるあらゆる学術研究の発展に寄与すると共に国民個々の身心の人間的基盤を豊穣たらしめんとすることを目的とする体育団体である。
医学界に打ち棄てられた単語を整体協会が後生大事に守ろうとしているわけだが、今回の公開講話では、「錐体外路系」が「前近代的身体」を表現するものとして再定義されてしまった。ゾンビして蘇ったというより、新しい息吹を吹き込まれて再降臨した感じ。これなら、実感を持って「錐体外路系」という単語を使えそうではないか。
活元運動の「元」とは、前近代のことなのです、となれば、自ずと、いま活元運動として行われているものの大半が「近代」の動きであり、「元」にたどり着いてないことも明らかになっていく。裕之先生、晴哉語に新しい意味=感覚経験を付け加えることで、あたらしい「土俵」を作ろうとしている。なんと野心的な。