2018年8月4日土曜日

信用

25年も前のことになる
整体コンサルタントの試験を受けた
本部道場が改修中で、稽古場が試験会場
稽古場を離れて整体コンサルタントとなるか、
それとも稽古場の裏方を続けるのか
二者択一の決断を迫られたーいや、自分自身に迫った
岐路という言葉はこのためにあるんじゃないかと思えるほどの分岐点
今にして思えば、だけれど

あるとき、会長室に呼ばれた
その時、ロイ先生が話をされたのが「信用」ということだった
この組織は信用で成り立っているのです
ロイ先生と二人だけで話した最初で最後の機会だったかもしれない
結局、僕は後者の道を進むことに決めた
ロイ先生にはご迷惑をかけた

あらためて信用ということを考えている
整体指導者って、なかば出家者のようなもので、
その出家性ーという言葉があるかどうか不明だけどーを
自らの立処にしているところは否めない
それ故の信用というものもある
さて、還俗してしまった私に、どのような信用が残されているのか

ロイ先生のご命日に、こんなことを考えている