2021年2月18日木曜日

デジタルアーカイブの作り方

かわら版デジタル化プロジェクトを始動させたものの、原本の保存状態をかんがみると、当初考えていたスキャナを使うよりもデジカメで作業を進めていく方がよいという結論。

最初は、床の上に原稿を置いて、スマホのカメラで撮っていたのだが、なかなか水平が保てず、あとの調整作業に手間取ってしまうので、作業台にカメラを固定した方が能率的という結論にたどり着いた。 作業台にスマホスタンドを取り付け、スマホを固定し、その下に原稿を置くというスタイル。スマホに触れずともシャッターが切れるよう、Bluetoothのリモコンを購入。ページをめくり、リモコンシャッターを押すだけで、次々に画像を取り込んでいける。あとは、紙の凸凹への対処法を見つけられれば完璧。

画像の歪み調整、切り取りはパソコンでやるよりもスマホ上でやる方が簡便みたい。歪み修正後の画像をスマホからパソコンに送り込んで(iPhoneからMacにはAirdropという機能が使える)、ここから画質の調整に入る。取り込んだ一号分7枚の画像をプレビューで表示させ、一枚一枚、色を落とし、露出でモノトーンに近づけていく。それができれば、後はPDFで書き出しておしまい。

わざわざ紙に打ち出す必要はないのだけれど、出来上がったPDFをワープロソフトに流し込み、ページの割り付けを工夫して、A4裏表に印刷して40年前のB58ページ建のミニコミをA5サイズで再現している。去年、プリンタとパソコンを買い替えたのだが、まさか、ここで役に立ってくれるとは思ってなかった。

ここからは、ルーティン化した作業を粛々とやるだけなのだが、このスマホを使ったスタイルであれば、手分けしてやることもできる。人海戦術で一気呵成に進めていくことも十分可能だ。