2022年7月30日土曜日

7月の読書

ナチスのキッチン* 藤原辰史 共和国2016
韓国文学の中心にあるもの 斎藤真理子 イーストプレス 2022
ポストコロナ期を生きるきみたちへ* 内田樹編 晶文社 2020
撤退論* 内田樹編 晶文社 2022
上方落語の戦後史* 戸田学 岩波書店 2014
上岡龍太郎 話芸一代* 戸田学 青土社 2013
上方落語の四天王5 戸田学 岩波書店 2011
狩の思考法* 角幡唯介 アサヒグループホールディングス 2021

2022年7月26日火曜日

石川合同稽古会

 8月20日〜21日、金沢湯涌創作の森で石川合同稽古会が開催されます。
担当は遠藤、覚張。参加申込、お問い合わせは遠藤まで。



2022年7月24日日曜日

筆動法再開

今年になってから再開した筆動法の稽古が定着しそうでうれしい。
等持院稽古場をはじめた当初、筆動法は定例の稽古として組み込まれていたけれど、だんだん集まる人が減り、やったりやらなかったりという期間が長くつづいた。去年の秋くらいから、新たに稽古をはじめる人が現れ、その人たちに筆動法を提示したら、けっこう興味を持ってくれたので、このところ毎月の稽古に組み入れている。ようやく墨摺りという最初のハードルを超えたくらいのところで、まだ漢字一文字二文字書くのがやっとだけれど、一緒に俳句を書ける日もそう遠くない。杖使いの稽古からはじまった竹動法の進化バージョン(新聞紙の筒を使う)の稽古と併せて、筆動法の足捌きなどを稽古している。



2022年7月18日月曜日

日差しが戻ったので洗濯
盆手前の稽古に付き合い、反物の水通しを手伝う
夕方になってから北白川方面
いつぶりの空間現代?
攻めてる〜
重厚感が増し、随分と大人感が出てきた
「外」は盛況
宵々山でも感じたが、人は密を求めている
帰宅して、半乾きの反物生地にアイロンをかける
最後、反物を巻き戻しながら、その幅が正座した両膝の幅とぴったり重なることを発見
妙に納得
ホホホ座で、『韓国文学の中心にあるもの』(斎藤真理子著 イースト・プレス)購入
あの店なら置いてあるかも、という読みが当たり満足
かけてもらったブックカバーがカッコよい





2022年7月17日日曜日

グリーンカーテン

今年は緑の生育がはやい
ゴーヤはすでに立派な葉をつけ、稽古場の窓を覆ってくれている
実もつけはじめた
写真に写っているのは、2号と3号
第1号は収穫して、昨日の素麺会でチャンプルーにして食べた
第7号まで確認済
今年は豊作かもしれない
苗でいただいたヘチマもぐんぐん伸びて、軒まで届きそう
ミニトマトも今年は実をつけて、連日、食卓を賑わせてくれている



2022年7月16日土曜日

宵々山

祇園祭の宵々山に出掛けてきた
フルスペックで開催されるのは3年ぶり
普段なら宵々々山なら行くが宵々山は、こわくて出掛けられない
人が多すぎる
今回はドイツからの来客があったので、稽古のあと連れ立って四条烏丸に向かった
四条堀川でバスを降り、歩行者天国となった四条通を東に歩いていく
烏丸が近づくごとに人が増えてくる
狭い南北の通りは、文字通り芋の子を洗う密集状態
浴衣姿が多く、若い男の子たちの浴衣率が高い
観光客風の人たちの数も多い
ともかく、こんな大勢の人間を見るのはひさしぶりだ
堰を切ったように人が街に繰り出している
祭は必要だ





2022年7月11日月曜日

足掻く

70歳の節目を前に、足掻いている。なんで足掻くんだろう、なにを足掻いてるんだろう、と思うのだが、節目を前にすると、人間、自分の寿命などに思いを馳せ、足掻きはじめるよいにできているらしい。

十年前はどうだったか、二十年前はどうだったか? 振り返ってみると、それぞれに節目を前にしてやはり足掻いていたような気がする。そもそも、お遍路を企てたのは十年前、東日本大地震の翌年のことだし、二十年前の日記を紐解けば、「五十になったら好きなことだけをやる」などと曰うている。そこから、さらに十年遡ると、稽古場を足抜けしようと足掻いている。

大台に乗ったタイミングで、外から難題が訪れてきて、それまで足掻いたことら忘れてしまう、というパターンが多い。50台に乗った直後、父が旅先で事故入院。横浜と北海道と岡山を行ったり来たりしながら、実家の片付けやら、父の東京移住に奔走した。60台に乗ったあとは、妻が倒れ父が倒れ、二人を看取ることになった。京都に移ってきてからのことは、このブログにも書いてきたように、僕自身も渦を作り、娘の渦に巻き込まれ、孫の世話に明け暮れ…。怒涛の60代。

年をを追うごとに、歳を重ねるごとに、昨今の異常気象の如く、振れ幅が大きくなってきているようにかんじる。勘弁してほしい。平穏な70代を望みます。

2022年7月4日月曜日

10冊の本

20冊の本」と題した文章を書いたのが半年前。
その本屋さんに本を選んでもらう前に、まず、自分がこれまで感銘を受けた本20冊のリストを作らなくてはいけない。ところが、これまで何千冊という本を読んできたはずなのに、いざ20冊挙げなさいと言われると、思いのほか難しい。ずっと、このリスト作りに取り組んでいるのだが、とても20冊に届かない。ようやく、10冊のリストを作り上げた。時系列で並べてみるとこんな感じ。毎月末に備忘録としてブログの上げている「x月の読書」のリストにあるように、基本、乱読雑食系で読み終えたら、中味は忘れてしまう。いわゆる読書家ではない。さて、この10冊のリストから、なにが読み取れるのだろうか?

地底旅行 ジュール・ベルヌ 1955
コンチキ号漂流記 ヘイエルダール 1951
何でも見てやろう 小田実 河出書房 1967
How Children Fail   John Holt  1973
荘子 金谷治編 岩波文庫 1971
全東洋街道 藤原新也 集英社文庫 1982
マシアス・ギリの失脚 池澤夏樹 新潮社 1993
雪の練習生 多和田葉子 新潮社 2011
磁力と重力の発見 山本義隆 みすず書房 2003
分解の哲学 藤原辰史 青土社 2019

2022年7月2日土曜日

酷暑

70年の人生最強の酷暑を迎えることになりそうだ。
なんせ、6月末からすでに最高気温は35度越え、熱帯夜もすでにはじまっている。
7月に入ってからも、その勢いは衰えず、とうとう最高気温は38度を超えた。
夕方、6時近くになってから自転車で図書館を目指したが、熱風の中を走っている状態。
なのに、街行く人たちは律儀にマスクをかけている。危険ですよ。
片道10分の図書館とはいえ、冷たい水を水筒に入れて持ち出して正解。
この調子だと、京都史上初の40度越えの日がやってきても、驚くにあたらず。

7月は白山稽古会をのぞき遠出の予定なし。
腰を据えて京都の暑さと向き合いながら稽古していくしかない。
わざわざ、この時期を選んで、ドイツから稽古に来ようという人もいる。
祇園祭も通常の規模に戻してやるとのこと。
京都の夏は暑いに決まってるが、それにしても乗り越えられるんだろうか。

唯一の希望は、旧暦の秋が早くやってくること。
今月末29日が旧暦7月1日となる。つまり、秋のはじまり。
せめて旧暦に沿って季節が動いてくれれば、今月をやり過ごせば、一息つけるはず。
果たして、どうなることやら。

2日続けての38度ごえ。