2012年4月2日月曜日

消す技術

今年に入ってから、消す技、消える技について考えている
消すといっても、電気のスイッチのオンオフではなく、
消す速度、消える角度、密度感… 
そういった類のこと
考えていくと随分奥の深いテーマ

すると3月に入って不思議な出来事が続いて起こった

自転車が忽然と姿を消した
しかも粗大ゴミに出す算段をした直後に
我家は道路から少し入ったところにあるので、
通りすがりの人間が「ちょいと失敬」と持っていったとは考えにくい
第一、自転車は毀れていて、数メートルも進むとチェーンが外れてしまう
ゴミに出されることを悟って、自ら逃走したのか?

それから数日して、今度は身分証明書をなくした
なくしたこと自体気づかず、
警察ー職場ー私と連絡が回ってきてはじめて気がつく有様
どうやら最寄り駅の交番の前で落としたらしい
よりによって…

消すーつまり、空虚をつくるということなのだが、
もっとも大きな変化をもたらす消す技というものががありそうだ
極小の変化ーつまり、気付かないような消し方ほど、
根源的な変化を呼び起こす

そうこうしているうちに4月に入ってしまった