<稽古場の25年>を読んでくれた室野井さんから、「フランスでdohoが紹介されるのは厳密には初めてではありません」というメールをいただいた。まったくその通りで、1997年、室野井洋子・森陽子・田中敏行の三人でdoho project「山姥」パリ公演(在仏日本大使館広報センター)を実現させている。そう考えると、今回、ドイツからパリに移動し、その足で田中さんの待つブラジルに渡るのは必然のように思えてくる。どこかに田中さんがブラジル稽古会について書いたものがあったはずだと、探してみたら1996年の『風韻』にありました。まだ、ブラジルに渡って二年しか経ってない頃のもので、発行者も整体法研究所になっている。元編集者権限(きっとそんなものはありませんが)を行使して引用掲載しておきます。室野井さん曰く、「田中さんは、ある意味ではずっとdohokids projectをやっている」。たしかにブレてない。