2014年10月23日木曜日

雑感1

AppleとFacebook、女性従業員の卵子凍結費用を支援というニュースを見て、ああ、来るべき時代が来てしまった、という感慨を持つと同時に、これから先、ネットとどう付き合っていけばよいのか、深く考えさせられることになった。彼ら=米国のIT企業=がインターネットによって実現しようとしている世界において、生殖技術によって生命をコントロールしていくことは、「自明」のものとして、あらかじめ組み込まれているわけで、「インターネットを使ってるってことは、生殖技術も認めるんでしょ」という世界観(宗教観と呼んでもよい)に飲み込まれないためには、相応の理論武装が必要になる。(以前読んだ、『ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 』(池田純一著 講談社現代新書)には、ここらあたりの事情が書かれている)