会うたびに「お疲れの出ませんように」
と、声を掛けてくださる方がいて、
そう草臥れているという実感もなかったので、
「お気遣い有難うございます」と儀礼的に応じていたのだが、
四十九日を終え、忌明けのお礼を届けたあたりから、
やっぱりオレ疲れてる?
と疲れを自覚するようになった
忌明けのお返しはどうしようかと考えたとき、
思いついたのは、地元に 4 、5年前にできたカフェ
たまに独りでカフェオレを飲みに寄ることもあったが、
カミさんの御伴で出かけるというのが専らだった
この店の紅茶は好きで、よく買ってきて、家でも淹れていた
若夫婦二人でやっているお店で、
相談に出かけて行ったら、「是非やらせて下さい」とのこと
結構な数をお願いすることになるので、
通常業務の妨げにならないか心配したが、
包装から配送の手配のところまで引き受けてくださることになった
だから、私がやったのは、送り状の宛名書きくらいで、あとはもう丸投げ
かなり負担だったんじゃないかと思う
基本、紅茶とコーヒーとクッキーの詰め合わせなのだが、
その組み合わせも、あれこれリクエストされるし、
あとから、クッキーだけの箱を作ってくれと言ってくるし、
結構我儘な依頼主だったかも
とまあ、お陰でひと仕事終えられました
32°Fというのが、お店の名前で、
摂氏零度ということになるのだが、
この店の名前の由来がなんなのか訊いたことなかったな
次行ったとき尋ねてみることにしよう