2014年11月13日木曜日

西光寺から宝慶寺へ

結婚式の記念写真に納まっている人の数27名
時は1987年5月、場所は京都亀岡の西光寺という小さな禅寺
27年後の今、その写真を見直すと、物故された方が9名
四半世紀たつと、三分の一の人が消えてゆくのだ

四十九日の法要を大阪で終え、その足で金沢へ
白山稽古会のあと金沢にもう一泊し、
翌日、福井県大野市の宝慶寺を目指すことにした
27年前、結婚式で導師を務めていただいた和尚が住職をされているお寺である
稽古会仲間が車を出してくれるというので、その言葉に甘えることにし、
他の稽古会仲間とその家族も加わることになり、
結局、車2台、総勢9名(うち子ども3名)の大所帯になってしまった


白山の麓にある白峰を抜け、勝山にある恐竜博物館にも立ち寄り、
宝慶寺にたどり着いたのは午後
すでに冬に備え、雪囲いが施されている
他出されていた和尚を待つ間、宝物館を案内され、道元禅師の肖像を拝み、
更に、この寺の開祖である寂円禅師が座禅されたという坐禅岩に案内していただく
絶景! 十年分の紅葉を観た心地である


お寺に戻り、お経を上げていただく
三年半ぶりに和尚と再会し、妻逝去の報告
亀岡西光寺に始まった長くも短かった旅が、
時代を一巡りして、福井宝慶寺にたどり着くことで完結した
そんな気分

お寺の皆さま、付き合ってくれた仲間に感謝