三度目の連句会
六人組の一角に加えてもらい先月の続き
月一回三時間を二回やって歌仙ひとつを巻くペースということは、
10分に一句分づつ進んでいる勘定になる
みなさんどうして、次から次へ句が浮かんでくるのだろう
この速度にまずついていけないし、三時間をひと息でやってしまう密度にもついていけない
あーだこーだとお喋りしながら、お菓子をつまみながら、会は進んでいく
恋の句にさしかかると俄然盛り上がる
女性たちの体力にはとても太刀打ちできない
終わった時には、もうへろへろである
巻いてしまえば、そこに残るのは36行の文字列のみ
残されたのが36行で、その5倍の文字列は捨てられている
大人6人、6時間、のべ36時間が凝縮される
使うのは紙と鉛筆、季寄せに電子辞書
これを大人の遊びと言わずなんと言おうか
今晩も知恵熱出そうだ