このところ、紙通信のほうが面白くて、ブログの方はあとまわし。
紙通信の作り方は、テーマになりそうな記事をいくつかブログからもってきて、それに導入の文章をくっつければ出来上がりというものなので、すでにブログを読んでくれている人には新鮮味はない。それでも、横のものを縦にして紙の上に定着させるだけで、随分違ったものが出来上がってくる。
【03号リード】
ジージたる僕は孫たちに支持されている。それは、自信を持って言える。でも、その支持の理由が、祖父と孫という血縁関係ゆえのものであるという見方には与しない。孫だから可愛い、ジージだからなつくというのは、こうあるべきだという社会的価値感に洗脳されているだけのことで、僕自身はジージと孫の仲が良くなくったったってべつに構わない。ただ、人と接するときー子供大人関係なくー「ちゃんと」と接したいと思っていて、しかもそれを生業にしている。では、ちゃんと接するとはどいういうことなのか、ちゃんと触れるとはどういうことなのか。
子ども、とくに男の子というのは、とにかく動くいきものである。おいおい、この子たち、無事大人になってくれるのかいと心配するくらい危険に突っ込んでいく。安全を第一にして、彼らの動きを抑制すれば、その自発性を潰す。自発性を損なわず、かつ、安全を担保する。子供を育てていくときに、大人たちが配慮すべき点がここにあり、同時に大人たちにとって、自らを拓き鍛えていくフロンティアが眼前に出現することになる。
この号では、去年11月にブログに載せた記事3本を再録することにする。娘のところに三人目の男の子が生まれ、首が据わってきた時期にあたる。念のため、「だっこ」で書かれていることは、「対子供」に限定されないことを付記しておきます。