源氏物語は読んだことがない。
来月、「源氏物語読み合わせの会」というのを覚張さんがやるのというで、あわててテキストを探しはじめた。読むのであれば、旧仮名のものがよいだろう。覚張さんに訊いてみると、「私は古本屋で見つけた大正時代に出版されたものを拡大コピーして使っている」とのこと。国立国会図書館のデジタルアーカイブを探ってみると、出てくるは出てくるは。一種類ダウンロードして印刷してみた。次に京都市図書館のデータベースを当たり、出版年が古そうで、かつ貸出可能なものを探し、予約したら、有朋堂書店大正15年発行の「源氏物語1」が早速届いた。大正15年というと1926年、つまり95年前に刊行されたものだけれど、すこぶる状態はよい。つくりもしっかりしている。当時の活字文化のレベルの高さがわかる。古典を声に出して読んでみる、聴いてみる。これは興味深い体験ができそうだ。関心のある方は是非。