2023年1月17日火曜日

双ヶ丘

行先も定めず家を出た
文字通り足のゆくままの体である
分かれ道に来たら、どっちの道を行くかを決める
足は西南の方向に向かっている
歩いたことのない路地を抜けると見知った道に出た
双ヶ丘の東側をこのまま南に歩いていけば花園駅辺りに出る
双ヶ丘の登り口を見つけたので入ってみることにした
結構な山道を登っていくと山頂とおぼしき開けた空間にたどり着く
西北には愛宕山、北ちょっと東に目を向けると仁和寺の五重塔が見える
双ヶ丘には三つのピークがあるらしく、北から順に、一の丘、二の丘、三の丘と続く
二の丘からは、南に京都タワーを望み、東に大文字山を望む
北から南に双ヶ丘を縦走し、東側のふもとに降り、来た道を戻るように北上する
吉田兼好もかつてこのあたりに住んでいたそうな
仁和寺まで上がり、住宅街の中にある小さな和菓子屋さんに寄り包み餅を三個買う
あとはもう、帰るだけである