4月にやった石川合同稽古会のオプショナルツアーで鶴来に行った連れ合いが、鶴来の糀屋さんで糀を手に入れたところから、わが家の糀ブームがはじまった。正確にいうと、3月に人生初の味噌作りをやったから、すでに糀ブームは始まっていたのかもしれない。甘酒にはじまり、塩糀、醤油糀、玉ねぎ糀といった調味料づくりが続き、今は応用編の水切り豆腐の塩麹漬け、甘酒漬けに移行してきた。料理全般なんにでも自家製糀調味料を使っている。目に見えるかたちで醤油瓶の醤油が減ってきて、美味しいのはよいが、これは塩分の過剰摂取になっているのではと心配になるほどである。鶴来からやってきた糀はあっという間に底を尽き、京都の糀屋さん、松任の糀屋さん、スーパーの棚で見つけたみやここうじと、あれこれ試し、また最初の鶴来の糀屋さんに舞い戻ってきた。わが家の糀ブームは一過性のものでなく、一気に定着してしまいそうである。