2023年7月30日日曜日

7月の読書

コソボ 苦闘する親米国家* 木村元彦 集英社インターナショナル 2023
腰抜け愛国談義* 半藤一利・宮崎駿 文春ジブリ文庫 2013
その農地私が買います* 高橋久美子 ミシマ社 2021
ここだけのごあいさつ* 三島邦弘 ちいさいミシマ社 2023
日本語擬態語辞典* 五味太郎 講談社アルファ文庫 2004
西の魔女が死んだ* 梨木香歩 新潮文庫 2001
政治と宗教* 島薗進編 岩波新書 2023
空洞のなかみ* 松重豊 毎日新聞出版 2020
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言語の本質 今井むつみ・秋田喜美 中公新書 2023
 言語だけでなく「学び」について示唆に富む一冊。中身は本の帯に書かれている通り。おすすめ。僕自身がAIに対して抱く「気味の悪さ」は、この本ではじめて出会った#記号接地問題 に由来しているのですね。AIに感覚センサーを接続しても、それらが「あるもの」しか感知できない以上、結局、的はずれなものしか生み出さないことは容易に想像できる。もっとも、とんでもないデストピアが出現しても迷惑千万な話なのだが。AIがいくら世の中に浸透しようと、僕の仕事は無くならない。それとも最初に弾圧を受けてしまう存在なのか。
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