2025年10月10日金曜日

アイリッシュ・ハープと薩摩琵琶で巡る音楽の旅

水無瀬神宮、妙蓮寺開催分の演奏会は満席となりました。
10/24、青山音楽記念館でのトリーナ・マーシャル ソロコンサート「うたう弦」は、まだ席に余裕があります。

水無瀬神宮開催分の会は満席になりました。。(10/10)
京都妙蓮寺開催分の会は満席となりました。(10/3)

9/23 プレスリリースが出ました。
今回のツアー情報が網羅されています。

このツアーの関西パートをまとめておきます。

【10月24日 金曜日】
うたう弦(いと) トリーナ・マーシャル アイリッシュハープ ソロ
会場 青山音楽記念館バロックザール  19時〜
チケット取扱中(メール申込で前売料金、チケット当日渡し dohokids@gmail.com


























【10月25日 土曜日】
アイリッシュ・ハープと薩摩琵琶で巡る音楽の旅
水無瀬神宮 17時〜

【10月26日 日曜日】
アイリッシュ・ハープと薩摩琵琶で巡る音楽の旅
妙蓮寺 14時〜



ツアー全体の詳細はこちらで。
















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2025年9月27日土曜日

9月の読書

鴨川ランナー* グレゴリー・ケズナジャット 講談社 2021
ぼくらの「アメリカ論」 青木真兵・光嶋裕介・白岩英樹 夕書房 2024
1945 最後の秘密* 三浦英之 集英社クリエイティブ 2025
冒険の書-AI時代のアンラーニング* 孫泰蔵 日経BP 2023
テクノ封建制* ヤニス・バルファキス 集英社 2025
暗殺の年輪* 藤沢周平 文春文庫 2009
がいなもん-松浦武四郎一代* 河治和香 小学館 2018

2025年9月21日日曜日

心中天網島

めずらしく感情的処理能力を超える案件に悩まされている。
こういう場合、どうすればよいのだろう。
不条理には不条理をぶつけるしかない。
で、お彼岸のお墓参りのついでに文楽を観に行くことにした。
菩提寺のある上町台地から、坂をとろとろ下り、徒歩15分で国立文楽劇場に着く。

人形浄瑠璃が描く世界は不条理で満ちている。
今回の演目である心中天網島は初見だったが、遊女小春に入れ込む紙屋治兵衛なんて、ただのダメ男で、遊女小春と女房おさんの義理がテーマなのだ。小春を死なせないために、夫の治兵衛に小春を身請けしろと言う心持ちなど、現代人の感覚からすればという「留保」をつけるべきかもしれないが、理解不能である。

最後の幕は、心中への道行が描かれていて、治兵衛が小春の喉を刺し、自分は首を吊ってしまうという場面を人形は演じてしまうのだ。もう凄惨そのものな場面であるのに、人形がやると、なぜか美しく、観ている者にカタルシスさえ与えてくれる。

江戸時代の大阪庶民はこの浄瑠璃をどのように見ていたのだろう。
それぞれに心中を希求する心があって、その実現を人形に託したのだろうか?
不条理で苦に満ちた現実世界を、この浄瑠璃を見ることで、いっときでも忘れられたのか?

見終わったあとの清々しさに自分でも驚いた。

それにしても映画「国宝」も大阪万博も、文楽劇場にはプラスに働いてないように見えるのはどういうことか。コロナ後はじめての文楽劇場だったけれど、空席の多さに驚いてしまった。





2025年9月17日水曜日

お先に失礼

西ノ内多恵さんの訃報を聞いたのは8月の下旬。
それから一月経って、西ノ内さんから葉書が届いた。
「お世話になりました。お先に失礼いたします」とある。
ご遺族の方に準備万端整えて、指示を出されていたようだ。
僕が大井町稽で稽古していた頃、僕が三人娘と勝手に呼んでいた年長の先輩のひとり。
わらべうたの研究者であり、詩作もされていた才女。
小杉さんのVサイン遺影もカッコよかったけど、西ノ内さんの挨拶文もお洒落だ。
92歳7ヶ月での大往生。
ありがとうございました。

2025年8月30日土曜日

京都十年 その8

二年連続の50-50だそうである。
大谷くんの話ではない。
京都で最高気温35度越えの猛暑日が50日、最低気温25度越えの熱帯夜が50日。
全国で最初に記録したらしい。
こんな記録が出る地域って、日本広しといえども、そう多くはない。
つまり、全国一、暑さが過酷な都市と呼べるのではないか。
十年前より、確実に暑くなっている。
午後の時間帯に出かけるのは大袈裟でなく危険。
それでも、赤トンボは飛び、夜には虫の声も聞こえるようになった。



2025年8月29日金曜日

8月の読書

優しい地獄* イリナ・グリゴレ 亜紀書房 2022 
みえないもの* イリナ・グリゴレ 柏書房 2025
ギリシャ語の時間* ハン・ガン 晶文社 2017
酒を主食とする人々* 高野秀行 本の雑誌社 2025
OFF GRID LIFE*  フォスター・ハンティングトン トゥーヴァージンズ 2022
限界国家* 楡周平 双葉社 2023
ジブリをめぐる冒険* 鈴木敏夫・池澤夏樹 スイッチ・パブリッシング 2024

家父長制の起源* アンジェラ・サイニー 集英社 2024
 今年になってから読んだ本の中で、群を抜いて面白かった。非婚が女たちによる家父長制への抵抗運動であると理解すると、確かにいろんなことが腑に落ちてくる。学術的な本かと思いきや、考古学、歴史学、社会学、宗教学等々を縦横無尽に飛び回る冒険の書でもあった。バックラッシュが跋扈する現代日本を読み解く上でも役に立つ一冊。


2025年8月14日木曜日

京都十年 その7

お盆だ。
十年の間に、多くの身近な人が逝ってしまった。
稽古仲間だけでも、室野井、小杉、吉木、剱持、栗田……。
小杉さん以外、みんなオレより若いじゃないか。
憎まれっ子世に憚るとはよく言ったものだ。
とうとう吉田の大将も逝ってしまった。

京都に戻るきっかけを作ってくれた片桐ユズルさんも逝き、稽古に通って来てくれていた片桐庸子さんも昨年亡くなった。なんだかんだいって、この二人の最晩年に付き合えたのはよかった。

そう、生きてるうちは生きなきゃならん。
しっかりと。