朝5時に目覚ましをセット
いつものことだが、アラームが鳴る前に目覚めてしまう
目覚しを解除
といって、布団から抜け出すのも大儀なので、ラジオのスイッチを入れる
アルゼンチンーオランダ戦はすでに始まっている
サッカーのラジオ中継を聴くには、相応の蓄積が要る
半醒半睡のまま聴いているうちに
延長戦を終えても決着はつかずPK戦へ
がばと起き出しラジオごと階下に移動
と思ったら、「ラジオ置いてって」と妻の声
なんだ、聴いてたんだ
台所に置いてあるもう一台のラジオを点けダイヤルを回す
ネットのストリーミング映像を観るという手もあるのだが、
タイムラグがあって、ラジオの臨場感に負けてしまう
なんと、オランダが二人外して、アルゼンチンが勝ち抜ける
決勝はドイツーアルゼンチン
テレビを観なくなって久しい
代わりにラジオの音声が流れていることが多い
都合3台あって、うち2台は手廻し発電機つきのものだ
ラジオ放送(殊にAM放送)というのは、いってみれば、
「枯れた」技術で出来上がっているメディアで、
受信機自体、ここ50年間、いやもっと長い間、進化していない
半世紀前、各家庭に鎮座していたマジックアイ(懐かしい)付の5球スーパーであっても、
いま流れている放送を受信することができる
真空管がトランジスタになり、さらにはICチップに替わっただけだ
ネットラジオというのもあって、
インターネットを通じて、ラジオ局につながることはできる
しかし、線として繋がっているようで、ラジオを聴いている気がしない
やはり、ラジオは「波」として伝わってくるものを直に受け止めるのがよい