俳句が似合うようになってきた
最近の父を見ていると、そんな風に思う
週三日透析に通い
介護室で看護士・ヘルパーの保護監督下で暮らし
移動には車椅子
不自由を生きている
それでも病人になってないのは、
俳句の力としか言いようがない
自らの境遇を笑い飛ばす俳句の諧謔性
一番の愉しみは月例俳句会
ひと月かけて課題の句を五つ準備する
最近は、孫娘たちに付き添われて参加している
何十年前の体験が俳句として立ち上がってくることもあるらしい
言葉のちから
吾が脚の意外に太し半夏生(昧波)
さて、ぼくに整体が似合うようになるまで
あと何年かかることだろう