前から書こう書こうとおもいつつも、ためらわれていた「うんこ」、排便の話です。
一年で何回、紙なしで排便を終えられるか? いまどき、ウォシュレットが普通になってきてるから、気にも留めないという人も多いと思うけれど、事後、お尻を紙で拭く必要もない、というのが理想の排便経験。30年前、子育てしてるとき、子どもをオマルに座らせ、排便のあとお尻をふくと、なにもついてないことがあって、なるほど、ちゃんとした排便には紙は不要なのかと悟り、以後、どうすれば、紙を使わないで、あるいは紙の消費を最小に抑えられるかを研鑽してきた。ことは、食生活と密接してるし、また気張り方の技の問題でもある。赤ちゃんの入浴の作法として、皮膚が引き締まるタイミングでお湯から出せば、タオルで拭く必要がないくらい水が切れている、というのがある。それは大人も同様。そもそも、バスタオルなんてものが使われはじめたのは戦後のことじゃないかしら。温泉旅館に泊まると、手ぬぐい一枚しかくれないけれど、本来、それで十分だったのではないかな。歳とともに、皮膚の張りは落ちてることは避けられないけれど、風呂の入り方も工夫すべき。少なくとも、トイレで紙をばんばん使う、風呂から出て、体ふいたら、バスタオルが水分でびしょびしょになるというのは、整体の徒とは呼べない。