話は2008年に遡る。ゴールデンウィークあたりだったと思うのだけれど、関内にある横濱エアジンに風狂知音のライブを聴きに行った。その時のライブが凄かった。身体が文字どおりバラバラになってしまうような経験に打ちのめされた。翌日、仕事場の隣にある所長室に飛び込んで、裕之先生に「ああいうライブの経験は整体で可能なんですか?」と問い質した。裕之先生、あたかも当然という顔で、「そりゃできるよ」とのお返事。事務局と稽古担当という二足の草鞋を脱ぐことを決めたのはこの時なのだ。事務仕事してる場合じゃない、そう思ったのだった。後任選びや引き継ぎ等いろいろあって、実際に事務局を「卒業」したのは翌年の春。20年以上に及ぶ給与所得者生活に別れを告げたのだった。
あれから13年になるんだ〜。なんとか生きのびている。平穏という言葉から遠ざかってしまった気はするけれど。