体力が落ちていると稽古に来る人の数は減る。おまけに、11月は、会場が取れず白山稽古会は休会。結果、月あたまの千葉東京行き、薩摩琵琶の演奏会、洛句の原稿書きくらいで、時間だけはたっぷりある。事件はいろいろ起こる。靴はなくなる、自転車は壊れる、iPhoneは不調。これはなにかの前兆なのか?
時間はあるので、モノ減らしに手をつけることにした。まずは本。古本屋にでも引き取ってもらおうと、本棚を片付けはじめる。小さな本棚に収まる量、しかも、二重にならない量しか本は持たないと決めいていたのに、本は増殖し、しっかり二重に並ぶのみならず、床に平積みされている。段ボールに詰めていく。面白いもので、比較的最近買った本から順番に詰められていき、結局残ったのは煤けた背表紙の本ばかりだ。まだ読んでない古典の類、俳句・連句関連のもの、つまり、京都に引っ越してくる前からのものが居残ったことになる。
発熱したのは10月末の三日間の稽古会の前後で、11月の稽古会でちょうどひと月たった。充実の一ヶ月。そして、明日から師走、つまり来年1月の稽古予定表も出さなくてはならないのだ。