2021年12月21日火曜日

京都を動く(徒歩編)

オフ。寒さも緩み日も射して散歩日和。
まずは、図書館へ。最初に洛星高校方面に向かい、じぐざぐしながら郵便局を通り過ぎたところで西大路通。あとはひたすら南下して、円町に出たところで、針路を東に取る。やっぱり、京都は歩く町。自転車でも肌理が荒い。新しくできたパン屋さんを見つけ、また、ほうこんなお店ででランチやってるのか、などと気づく。図書館は休館日なのだが、延滞している源氏物語他何冊かを返却口から投入。これで、年内に返却すべき本はなくなった。あとは、どっかでお昼を食べて、帰りにコーナンで植木鉢を買う予定。

なじみの中華屋さんの前を通るがピンとこず、千本丸太町まで来たので左折、つまり北へ方向転換。ちょっと興味のあるネパール料理のお店もあるがスルー。下立売通りまで来たところで、そうだキッチンゴンに行けばよいのだと、右折、つまり再び東方面へ。そのくせ、今日は洋食の気分でもないことを自覚して、そのままお店の前を通り過ぎる。堀川通まで来てしまった。堀川通の向こうに御所の緑が見える。堀川通を越えればもう街中という感じなのだが、結界があるかのようにこの堀川通が超えられない。

堀川商店街を北上することにする。最近気づいたのだけれど、結構、面白そうな小さなお店がたくさん並んでいる。ようやくお腹も空いてきた。「素食」という看板に目を引かれ、一回通り過ぎた後、引き返す。扉を開けて中に入ると、薬膳の濃厚な香り。しまった、と思ったけれど、えいままよと覚悟を決める。奥は板の間になっていて、靴を脱いで上がる。あれこれ食べられそうな日替わりプレートを注文する。和物あり揚物ありで味も良い。オーナーは台湾出身の方らしい。

思いのほかお腹いっぱいになり、腹ごなしの散歩継続。中立売通に差し掛かる手前に本屋発見。え、こんなとこに本屋あったかしらといぶかったのだが、最近大垣書店がはじめた、書店、カフェ、ギャラリーの複合施設のようだ。大垣書店の書棚は期待はずれのことが多いのだけれど、ここは割にまっとうだった。中立売通で左折し、あとはひたすらコーナンを目指す。千本通まで来ると、かなりホーム感がある。先日、ブルーベリーの苗を買い、そのための素焼きの鉢を探しているの。コーナンにあったのは8号サイズ。できれば10号サイズがほしい。ちょっと迷った挙句、買わないことにした。

植木鉢は買わなかったし、本は返却したので荷物は軽い。えい一気にコープまで足を伸ばそう。今出川通から上七軒の石畳の道を斜めに北野天満宮に向かう。修学旅行生らしき5、6人のグループがお店のまえでたむろっている。そうか、上七軒にも修学旅行の高校生が出没するのかと、妙なところに感心してしまう。天満宮を北に折れ、平野神社。境内の見通しがよいので、ずんずん入っていくと、三年前の台風で倒壊し、修復中だった拝殿の工事が完了していた。続けて、本殿の屋根の葺き替え工事がはじまっていた。コープに珍しく紅玉が並んでいたので一袋買う。それに牛乳・豆乳・卵。かなり重い。帰りは、上り坂がないのが救いだ。

ひさしぶりの長距離散歩。9キロ歩いたことになるのか。最近になって知ったのだが、iphoneには万歩計の機能が組み込まれていて、勝手に歩数を記録しているらしい。まったくけしからんと思うのだが、本日の歩数は15122歩だそうである。