2015年9月24日木曜日

9月の読書

引っ越しを控えているので(明日だ!)今月は早目に。
あざみ野という街に暮らし続けた第一の理由を図書館が近かったことに帰したとしても、そう外れてはいない。活字中毒者にとって、図書館の存在というのはありがたいもので、この欄に載せている書籍の大半(*を付けているもの)は図書館から借りてきたものである。もし、図書館がなければ、私の乱読生活は成立しなかったし、家計的にも破綻していただろう。京都の公立図書館事情を調べてみると引っ越し先からは遠く、気楽に図書館に通うという生活は望めそうもない。「大学の図書館もありますよ」と教えられて調べてみたら、近所の立命館大学は図書館を有料で一般市民に開放しているらしい。これはありかもしれない。大学生に混じって図書館に座っている自分の姿は空想できないが、一度訪ねてみる価値はありそうだ。

恋するソマリア* 高野秀行 集英社  2015
 横浜市立図書館で借りる最後の一冊。高野秀行最高!
結婚のアマチュア アン・タイラー 文春文庫 2005
 週刊文春のコラムで小林信彦氏が取り上げていた一冊。イタイ。アン・タイラーって、クエーカーの家庭で育ったのね。

2015年9月22日火曜日

いつかは

いつかはやってくるであろうその日は唐突にやってきた
いまどきの娘が「お嫁にいく」なんて言葉を使うとは思わなかったが
一年前の今頃、妻の通夜葬儀で動揺しまくっていたことを思うと、一年で人生こんなに進んじゃうんだと感嘆するしかない

2015年9月21日月曜日

四畳半でできること

お茶室のような稽古場があればよいなと思っていた
平屋建であれば尚よい
贅沢な望みである
ところが、お茶室ではないけれど、それらしき建物が見つかった

稽古スペースは四畳半
この限られた空間でどこまでの稽古が可能か
チャレンジしがいのある課題である

毛氈一枚の上で操法はできる
定員3名とすれば、連座にもぴったりだ
坐法臥法が稽古のベースになるだろう
じゃあ筆動法はどうか?

大井町稽古場での最後の稽古が筆動法だった
おくのほそ道の序の部分を三人一組で手分けして書いてみた
四畳半で筆動法の稽古をするという空想がはじめて湧いてきた

・坐法臥法
・カタと同調
・連座
・筆動法

稽古会のかたちがだんだん見えてきた






















fudedoho on 2015.9.20

2015年9月20日日曜日

彼岸

彼岸
妻の一周忌
大井町での稽古最終回

2015年9月15日火曜日

前にすすむ 11 - ひとり

この前にすすむシリーズを始めたのが5月
京都への引っ越しというまさかの結末が待っていた
ところが、まさかは更に続くのだ

ほんの数日前、
娘が、「私は京都いかないことにする」と宣う
まあ、あの歳で、一緒に来ないということは、つまりは、そういうことだ
しかし、このタイミングで言い出すか?
もっとも今回の引越話が引鉄となったと言えなくもない

要約するとこういうことだ
29年前、僕はひとりで東京にやってきた(→引っ越し1986
結婚して娘ひとり育て、身体教育研究所の立ち上げを手伝い、
去年、妻と父を納得できるかたちで見送り、
あと十日したら、ひとりで京都に帰っていく

時代がぐる〜っとひとまわりして、ひとりに還る
まるで十牛図を眺めているようだ
もはや出家者の心境

2015年9月6日日曜日

前にすすむ 10 - 荷造り

引っ越しって命懸けなんだ
下手すると、引っ越したあと寝込みそうだ
いや、荷造りの途中で倒れそうだ

決断というほどのものもなく
ほんの軽く触れたつもりでいたのに、
その触れたものが巨大洗濯機のスイッチだった
といった風で、渦はどんどん大きく速くなり、
その渦に自分自身が呑み込まれそうになっている

こんなに多くの人たちと関わっていたんだ
ということを日々自覚させられている
根付いてなどいないつもりでいたのだけれど、
29年間はやはり長かった

ただ、引っ越し先は京都です
と伝えると、皆一様に、顔がほころぶ
京都のブランド力って有効なんだ
おっ、これで京都に行く口実ができたぞ、という空想が湧くらしい
無論、皆さん、遊びに、いや稽古に来てください

さて、荷造り荷造り

2015年8月31日月曜日

前にすすむ 9 - 京都again


6月末、三年ぶりに京都稽古会に出た
休憩時間の雑談の中で、関西に戻ってこようかなという話をした
無論、喫緊の話ではなく、数年という尺での話
もう少し京都での稽古会に通わなきゃと秋以降の宿を予約しようとしたら
全く取れない
ほんと、宿よ宿よという感じ


妻と父の初盆は東京式に7月に執り行った
南品川のお寺からお坊さんが読経に来てくださった
私と娘、そして妹の家族が揃った
読経がはじまった
妻の戒名は出てくるのだが、なかなか父の戒名が読まれない
家族は固唾をのんで待っている
結局、そのまま読経は終わってしまった
僕の連絡不行届きで、二人分の初盆を迎えるということが伝わってなかったらしい
オヤジは、普通に8月にお盆をやってほしかった
更にいえば、大阪の菩提寺のお坊さんにやってほしかった
というのが、僕ら家族の好意的後解釈で、
大阪のお寺に、一度、そちらでお経を読んで下さいという葉書を出した
そうか、死んでもなお、故人の想いというのは、こういうかたちで現れてくるのか


8月はじめ、白山稽古会のあと岡山の親戚を訪ねる予定にしていた
それが先方の都合で、岡山行は延期になり、結局京都に呼ばれていった
冷やかしのつもりで、ネットで下調べしておいた物件について不動産屋に連絡してみた
面白そうな物件は三つあって、
第一候補は天竜寺近くのモダンな一軒家、
二つ目が等持院ちかくの平屋物件、
そして、三つ目が左京区の古い家屋
結局、内覧できたのは等持院近くの平屋建ての物件


門から玄関までのアプローチが美人の一軒家で、
引き戸の玄関も素敵
入ってすぐの四畳半は稽古スペースとして使えそう
すっかり気に入って、特定小数の人間が出入りする教室として使えるかどうか
訊いてもらうことにした
人の出入りを嫌う大家さんは多くて、この段階で断られるケースは多い
しばらくして、o.k.の返事が来た
こうなると一気呵成にものごとを進めていくしかない


8月14日
誕生日、そして新月であることを娘に教えられる
新しいことを始めるにはよい時期なのか


コンビニ、スーパーまで徒歩3分、
図書館まで10分という便利過ぎる街暮らしをしている身からすれば、
等持院に住むなんて、田舎暮らしも同然である
家のつくりも昔風
この不便さに耐えられるか
冬の寒さ、夏の暑さに耐えられるか


京都研修会館には近いが、
街中からは不便なところである
駐車場もない
ただ、著名な観光スポットは近い
金閣寺、竜安寺は徒歩圏内、等持院も有名なお寺らしい
となると、稽古に来る人はいないが、
京都観光の拠点として、あるいは研修会館への足場として泊めてほしい
という人は大勢現れるのではないか
稽古場よりもB&B向きの物件なのかもしれない
悩ましいところだ


8月半ば、操法を受けた時、
骨を拾える距離という妙な言葉が浮かんできた
たしかに、関西には高齢の叔母たちがいるし、
京都の知り合いたちもみな高齢者と呼べるお年頃だ
他人事ではないのだけれど


娘を伴って日帰り京都行き
再度の内覧をお願いする
不動産屋に戻って契約の詰め
もう後戻りできない
クールダウンのために歩くことにする
烏丸今出川から同志社前を通り、鴨川を越え出町柳
電車で三条に出て、寺町通りを下り、そこから東進して八坂神社
やたら外国人浴衣女子が闊歩している
三十年の時を経て、こうして娘と一緒に京都の街を歩いている不思議

10
引っ越しは9月末の予定
とはいえ、まだ契約手続は未完了
ここまで書いて、京都行きが実現しなかったら
国外逃亡しかないぞ