講座で東京に行くことになったので、「のぐちひろこ展 respin」(22日まで)の会場をのぞいてみた。5年ぶりの作品展とのこと。そう、あれから5年経ったのだ。5年前の12月19日、娘と連れだって都立大駅近くの額縁屋さんで開催されていた「マメ展」に出かけて行った。その帰り道、九州から講座のために上京していた同僚とすれ違い、「じゃあ、また明日」と言葉を交わしたのだった。ぼくらは、その足で父のいる江戸川に向かった。そして、その日の夜遅くに父は逝ったのだった。翌日からの講座へは参加できなかった。画廊からの帰り道、ようやく、このことを思い出した。5年経ったのか。
2019年12月13日金曜日
LCCで飛び、Airbnbで泊まり、Grabで移動する 4
今頃はハノイの街角で最後のベトナムコーヒーを飲んでいるはずだったのに、まだ、チェンマイに居る。まるで、この街が僕らを引き止めているようだ。空港に行ってAirasiaハノイ便にチェックインしようとするとVisaなしではダメと言われてしまう。ハノイでarrival visaは取れるのかと訊いても、ネットでe-visaを取れとの一点張り。イミグレーションでも、ハノイ〜関空便の予約をしているvietjetのカウンターでも同じことを言われる。Webサイトを教えてもらい、速攻で申請を試み、申し込み完了までたどり着いたものの、ときすでに遅し。チェックインカウンターは閉じられてしまった。さて、どうする? 途方に暮れている場合ではない。帰りの航空券は捨てることにして、バンコク経由の関空便を探す。Airasiaのサイトに入り、チェンマイ〜バンコク〜関空で探すと、なんとか日本まで繋がりそう。こんな周遊になるんだったら、往復切符など買わず、はじめから片道切符でつないでおけばよかったのだが、あとの祭。13時の便に乗るはずが21時の便になり、空港で6時間過ごすのは苦痛なので、荷物を抱えて前日行けなかったTea Houseに向かうことにした。のんびりとアフタヌーンティーをいただく時間は贅沢。京都にたどり着けるのか俺たち。
双というOS
京都でものんびり暮らしているはずなのに
チェンマイにいると、のんびりの度合いが一桁増す
いったい、京都では何を思い煩わって暮らしているのだろう
おもしろいことに、ノイズのレベルが低くなると、
普段、捉えきれていない肝腎の事柄が、不意に浮き上がってくる
あるいは、降りて来る
双という世界観
それを表現する技
それを体験する稽古法
すべて此処にある
門をくぐれば、此処は技の世界
技を磨くとは受動の集注を学ぶことで、
外の世界にリーチアウトしようという欲求は消え、
我々は姿を消す
双の世界観を求めている人たちはいるらしい
はたして、その人たちは、此処を発見できるのだろうか
いや、そのような世界観を心底求めている人たちに発見されるほどに、
僕らは受動の技を磨くことが出来るのだろうか
チェンマイにいると、のんびりの度合いが一桁増す
いったい、京都では何を思い煩わって暮らしているのだろう
おもしろいことに、ノイズのレベルが低くなると、
普段、捉えきれていない肝腎の事柄が、不意に浮き上がってくる
あるいは、降りて来る
双という世界観
それを表現する技
それを体験する稽古法
すべて此処にある
門をくぐれば、此処は技の世界
技を磨くとは受動の集注を学ぶことで、
外の世界にリーチアウトしようという欲求は消え、
我々は姿を消す
双の世界観を求めている人たちはいるらしい
はたして、その人たちは、此処を発見できるのだろうか
いや、そのような世界観を心底求めている人たちに発見されるほどに、
僕らは受動の技を磨くことが出来るのだろうか
2019年12月12日木曜日
LCCで飛び、Airbnbで泊まり、Grabで移動する 3
さて、今回の旅も終盤。最終目的地のチェンライの知人宅でほっとして風邪をひいてしまったが、足湯と行気で切り抜ける。あとは、再び、チェンマイに戻り、ハノイ 経由で関空を目指すことになる。二十代のバックパッカーのころは、大人になったら、もっとお金持ちの旅をしてみたいものだと思っていたのに、結局、今は老稽古着バックパッカーをやっている。バックパッカー歴半世紀(笑)。それにしても、旅のスタイルはインターネットの出現以来、大きく変わってしまった。今、京都の街は外国人観光客であふれているが、つまり、今回、僕らが経験しているようなスタイルで旅してるわけだ。ただ問題点がひとつ。このiPadの電池が切れたら、文字通り路頭に迷うことになる。
2019年12月11日水曜日
Talk in Chiang Rai
旅の最終目的地であるチェンライにやってきた。たどり着いたと言った方がより正確か。古い友人であるボゲットさんの自邸。30年教えた京都の大学を退官したあと、チェンライでパートナーと一緒に暮らしている。自分で設計して建てたという邸宅は博物館のようで、さすがイギリス人。最近は、日々、京都時代に集めた明治から昭和の「煙草カード」コレクションの整理に明け暮れているという。自伝を書く気はないの?翻訳は僕がするよ?と訊いてみたら笑っていたけれど、ここ半世紀の東アジア、東南アジアの現代史を目撃してきた証人として貴重な存在だと思う。その博覧強記ぶりは健在で、陳列展示して人形ひとつから、その由来、歴史についてのレクチャーが30分続く。さて、ここから、京都を目指して帰ります。今度は僕が風邪っぴきです。
2019年12月10日火曜日
LCCで飛び、Airbnbで泊まり、Grabで移動する 2
ハノイ行きVietjetの座席は窮屈で、うん10年も前のろくにリクライニングの効かない夜行バスの4列シートを思い出した。そうか、LCC(low cost carrier )とは夜行バスの別称だったのかと妙に納得。関空からハノイまで5時間だからよいけれど、8時間になるときついよな、と体を縮めていた。
ハノイ 、チェンマイとも宿はAirbnbで予約。数年前だったら、booking.comとかtrip advisorを使ったかもしれない。はじめての土地でどこに泊まるかを決めるのはむずかしい。観光地が近く、ホテルが密集しているエリアは、便利だが騒がしい。といっても、郊外にすると移動に問題を抱えることになる。今回は、ハノイ 、チェンマイとも正解だった。どちらも旧市街の中か、そこに近接しているエリア。ハノイ の宿の方が、Airbnb的といえるのかもしれない。街中の普通のアパート三階にあるワンルームの小洒落たスタジオ。小さなキッチンも付いていて、料理もできる。
ハノイ 、チェンマイとも宿はAirbnbで予約。数年前だったら、booking.comとかtrip advisorを使ったかもしれない。はじめての土地でどこに泊まるかを決めるのはむずかしい。観光地が近く、ホテルが密集しているエリアは、便利だが騒がしい。といっても、郊外にすると移動に問題を抱えることになる。今回は、ハノイ 、チェンマイとも正解だった。どちらも旧市街の中か、そこに近接しているエリア。ハノイ の宿の方が、Airbnb的といえるのかもしれない。街中の普通のアパート三階にあるワンルームの小洒落たスタジオ。小さなキッチンも付いていて、料理もできる。
LCCで飛び、Airbnbで泊まり、Grabで移動する 1
街を走っているTuktukの数が劇的に減っている。Grabというアジア版Uberのせいだ。ハノイで素晴らしいオリエンテーションをしてくれた鈴木さんも使っていたが、ベトナム用のSIMカードは用意してなかったので、利用するのはチェンマイがはじめて。アプリの地図で現在地と目的地を入力すると、即時に料金が表示される。予約ボタンを押せば、ものの数分で車がやってくる。ドライバーとのコミュニケーションは極少。乗客もドライバーもスマホの画面を眺めているという不思議な光景が出現する。一昔前までの、車に乗るまでの交渉駆け引きがすっぱりと脱落したかたちだ。言葉の通じない国で旅行する者にとって、これは福音なのか堕落なのか。タイでもGrabの法的な立場はグレーらしい。イギリスのUberドライバーの体験レポが載っている『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』(原題はただ”Hired”だが、この邦題はよい)と同じ問題を抱えているに相違ない。
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