2024年8月27日火曜日

ソウルの春

東京行きは体調不良と台風接近の予報をもとに中止。
時間をもてあまし、かつリハビリを兼ねて映画館へ。
「ソウルの春」という韓国映画を普段は行かないTジョイという京都駅南側のシネコンで観る。

1979年のソウル。朴正煕が暗殺され、全斗煥による軍事クーデターが起こる。
その顛末を映画にしてしまう韓国映画の底力に脱帽。

























主役は保安司令官チョン・ドゥグァン。それに対抗するのが首都警備司令官イ・テジン。
映画が進むにつれ、この主役の二人誰かに似ていることに気づく。そう、チョン・ドゥグァン、K田くんにそっくりなのだ。あのK田くんが稀代の悪役を演じているようにしか見えなくなってくる。チョン・ドゥグァンの慶尚道訛りまでK田くんと被ってくる。対するイ・テジン(この映画のヒーロー)はK地くんに見えてくる。おいおい、K田対K地くんの闘いなのか。

韓国映画を見ていると、たまにこんなことが起こる。「1987年、ある闘いの真実」ーこれもまた全斗煥政権下での出来事だーを見たときには、主役のキム・ユンソクが、僕らが局長と呼んでいた人物と、これまた歩き方までそっくりで驚いたことがある。


日本がバブルで浮かれていた1980年代、韓国ではこのようなことが起こっていたのだ。