2013年5月6日月曜日

和紙歩き

今期の稽古しずかにはじまる
「和紙歩き」ってやったことある?
と若者に訊いてみたら、「鷲歩き」ですか?
と返ってきたので、今期の稽古は和紙歩きからはじめることにする

すり足の稽古を畳の上でなく、お習字の和紙の上で行う
書道を真面目にやっている人たちには叱られてしまいそうだ
下手に足を動かすと、たちまち紙は破けてしまう
一枚数十円の和紙をベリベリと破られてしまっては、こちらとしてもたまらない
足の裏でアイロンをかけるように動かしていくのだ
土踏まずを押し潰すように足裏を伸ばすのだ
足指の腹も伸ばすのだ
手と同様、足も「つかむ」ことばかりやってきているから、
この引き伸ばす感じがなかなかつかめない

踵を浮かせないように足裏を引こうとしたら、
足の後退とともに、足首の曲がりが深くならないと、足裏の一定は保てない
靴の生活があたりまえの現代日本人の足首感覚は絶望的に退化している
下駄でも履いてみれば、すぐ分かることなのだが...
足首が締まる感じがわからない人に、「あんたは締りがない」と言っても通じない
このたった一つの感覚を掴んでいるか否か
それが所作の美しさとだらしなさを分けることになる

なんとか坐法にたどり着く
もちろん和紙の上でやる
正座にたどり着いたら、正座のまま手を和紙の上に置き、後退りする
つまり、紙の上をスネが滑っていく
この滑りを実現するのが、実は引き締まりの感覚なのである

最初の稽古って、いわば囲碁の初手のようなもので、
その後の稽古の流れを決めてしまうことがある
ちょっとばかり怠けていた動法の稽古を今期はやることにする

2013年5月4日土曜日

サッカーとブックオフ

わが町にも有名新古書店があるのですが、
駅を挟んで反対側ということもあって、めったに行きません

ところが先日、ふらっと入った折、
松本山雅劇場という本をみつけてしまいました
松本山雅FC+松田直樹+宇都宮徹壱という組み合わせだと買わないわけにはいきません

サッカー本は本屋の棚に沢山並んでいます
実用書に加え、選手本人が書いているものも増えました
でも、面白いのはサッカーを切り口にして、社会や世界を語ったもの
木村元彦がその代表(少なくとも私の中では)
例えば、Jビレッジと原発の関係に迫ったのは木村氏が最初ではないかな
国境をやすやすと越えてしまうモビリティの高さがサッカーという競技の特徴のひとつ
だとすれば、サッカージャーナリズムもまた国境を越えていく運命にあるといってよい
それをどのように越えていくかが、サッカージャーナリストの技の見せどころであり、
読者としての愉しみもここにある

そうそうブックオフの話からはじまったのでした
ちょっと危険です
小説など読みはじめたら、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます


読書ノートについて

このブログの「読書ノート」を参考にしています、
などと言われることが時折あります
この読書ノートは自分用のメモのようなもので、
その月、買った本、図書館で借りてきた本などをリストにしているだけで
必ずしも読んだ本ではありません
途中でほっぽらかしにしている本も結構あります
たしかに感銘を受けたものなどは大文字にして記憶に残るようにしていますが、
それらにしても相当に「私的」です
老婆心ながら、参考にしないほうがよいとアドバイスしておきます
本棚を見れば、その人が分かる
という話はどこかで聞いた記憶があるのですが、
どなたか私がどんな人間なのか分析していただけるとありがたいです

5月

ゴールデンウィークだというのに、
この肌寒さはなんだ
なんと石油ストーブで暖を取っている

4月は行事てんこ盛り
家族三人揃っての大阪・石川への遠征
シメの山中温泉&加賀東谷訪問は大正解
お世話になった皆々様に感謝

何を思ったか、二年近く一人暮らしをしていた娘が大量の荷物と一緒に帰還
結果、一年かけて減らしてきた家の中の荷物がまた増えてしまい、片付けはまたゼロからやり直し

娘とかみさん二人揃って本部の活元運動研修会に参加
これは義姉(かみさんにとっては実姉)の煽動のたまもの
一年でよくここまでかみさんの体力が戻ってきたものだと思う

5月~7月の稽古日程もほぼ確定
いったんスケジュールが決まってしまうと、あとは粛々と稽古するのみ
震災後ガクッと減ってしまった参加者が、もう少し戻ってくることを切に願う

秋にはドイツでの稽古会に行くことになりそう(なるのか?)
どうもこのあたりの物事の決まり方がいまだ不透明
とはいえ、行くことを前提に計画を立てはじめている
できれば、ドイツ以外のところも訪ねてみたい

挫折し続けている白山登山
この夏は実現させたい
一人だと挫けそうだから、岩木山、月山のときのようにツアーを組もうか
そういえば、去年お遍路用に買ったリュックも寝袋も未使用のまま

ここ数日は読書三昧
ちょっとのんびりしすぎてしまったか
日曜日から大井町の稽古も再開
ちょいと気合をかけることにしよう

2013年4月27日土曜日

4月の読書

今月はですね〜、実はipadでコミックを読んでいる時間が結構長かったりします

病院の世紀の理論* 猪飼周平 有斐閣 2010
ローマで語る* 塩野七生xアントニオ・シモーネ 集英社インターナショナル 2009
イルカと墜落* 沢木耕太郎 文藝春秋 2002
カラダという書物* 笠井叡 書肆山田 2011
浮世絵 消された春画* リチャード・レイン 新潮社 2002
利休の風景 山本兼一 淡交社 2012
悪と徳と 岸信介と未完の日本* 福田和也 2012
やまとことばレッスン* 林義雄 リヨン社 2005
ニッポンのサイズ* 石川英輔 淡交社 2003
中国と 茶碗と 日本と* 彭丹 小学館 2012

2013年4月23日火曜日

山中温泉

石川に通い始めて三年半
芭蕉ゆかりの山中温泉に行く機会がようやく訪れた
清潔感のある温泉郷
菊の湯という共同湯に入れなかったのだけがこころのこり
ちょうどスタンプラリーのことを書いたこともあり、
嬉々としてスタンプをノートに捺して帰ってきた


あやとり橋の上から、鶴仙渓を見おろす

で、これはあやとり橋をしたから望む

こおろぎ橋の近くに建っていた芭蕉句碑


2013年4月18日木曜日

スタンプラリー

趣味としての稽古場巡りというのは不謹慎?
いろんな人のそれぞれの異なった切り口に触れ、
と同時に、立ち上がってくる稽古会共通の空気感を体験してみる
これって結構大事ではないかと、最近とみに思う

仕事上とはいえ、稽古場を回るのは好きである
稽古場を造る現場に立ち会うのはもっと好きである
全国各地にある稽古場のうち、まだ半分近く訪ねてないと
twitterに書いてしまったが、身体教育研究所Webの稽古場一覧
をチェックしてみたら、実際の「踏破率」8割!
すでに閉鎖された稽古場をのぞき、残り5カ所くらいだ

完成間近に行ったきりの稽古場もあれば、
近くまではたどり着くのに、脚を踏み入れてないところもある
(この文章、実は大阪で書いているのだが、大阪にある二つの稽古場、まだどちらも行けてない)
身体教育研究所の稽古場と呼ばれているところは全国で30箇所
それぞれ稽古する人たちに広く開かれている
はずだ

稽古場スタンプラリーってのはどうだろう?
稽古場の前に立って写真を撮って1ポイント
稽古会に出て5ポイント、操法を受けて5ポイント
みたいな感じ

これってなんかに似てるな~、
と思ったらご朱印を集めて廻る札所巡りじゃないか
去年果たせなかった四国遍路への欲求が、
こんな文章として浮上したということなのか