2016年8月31日水曜日

8月の読書

国貧論 水野和夫 太田出版 2016
鹿の王* 上・下 上橋菜穂子 角川書店 2014
能へのいざない* 味方玄 淡交社 2006
海女のいる風景* 大崎映普 自由国民社 2013
かかとを失くして* 多和田葉子 講談社文芸文庫 2014
カタコトのうわごと* 多和田葉子 青土社 1999
盆踊り-乱交の民俗学* 下川耿史 作品社 2011
ニッポン大音頭時代* 大石始 河出書房新社 2015
 予想以上にアカデミックなアプローチで、日本近代音楽史の一面をたどっている。この本の中で言及されている様々な音頭の音源のほとんどをネット上で見つけられたのにも驚かされた。
水上勉の京都を歩く* 蔵田敏明・宮武秀治 淡交社 2006

2016年8月30日火曜日

垂直

関が原あたりまでは曇りだった天気が、
米原になるともう降り出し、京都に着いたら結構な降り
どのルートを取れば一番濡れずに済むのか?
山陰線・嵐電経由にして、まずは太秦へ
そこから嵐電の撮影所前駅まで歩き白梅町行きに乗って等持院下車
白山東京遠征を終えて一週間ぶりに等持院に帰ってきた

やたら上下動したというのが今回の遠征の印象
つまりは、泊めてもらった娘のところが三階建ての建物で、
階段を登ったり降りたりしないと何事もはじまらない
普段水平移動しかしてないから、都会の上下動に慣れるまで時間がかかる
地下鉄JR東急といった電車に乗るにしても、エスカレータやエレベータで上下する
デパートも然り
都会というのは垂直移動で成り立っているのだ
もっとも、東京駅など、丸の内側から八重洲口に移動すると、迷路のような地下道を延々と歩くことになる
たしかに東京の人はよく歩く

京都に引っ越してきてすでに11ヶ月
一年前は影も形もなかった孫という存在まで出現した
唯一の誤算は、東京に頻繁に行く回数が、この孫のおかげで増えてしまったことだ
年3回の研修会に行けば良いはずだったのに、すでに7往復
もっとも、これからは東京に行くのは4ヶ月に一度のペースで落ち着くだろう
西に向かわねば

雨の京都はさすがに涼しい
ただ予報ではまた暑い日がやってくるとのこと
冬の寒さに夏の暑さ
こんなに季節の変化を実感した一年はない
四季折々といった風雅を越え、サバイバル感の方が強い

2016年8月21日日曜日

白山に登りたし、されど...

これまで三度白山登山を試みている

一度目は2010年夏
白山稽古会に通い始めて間がないころで、大井町から松井くんの車に上杉くんと三人乗って、現地で池田さんも加わって登山口までたどりつくも、池田さん以外、十分な雨対策が準備できておらずあえなく撤退。唯一登ったのは池田さんのみ。
http://dohokids.seesaa.net/article/158220101.html

二度目は2013年
ワンネススクールの森さんのグループがやっているサマーキャンプのプログラムの一環として計画されていた白山登山に深畑さんと一緒に加わる予定が豪雨で流れ、結局、糸魚川の山田さんのところに草鞋を脱ぎ、海遊びを教わった。
http://dohokids.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html

そして2016年
今度は、加賀の林さんのグループが登るというので、横浜の平良さんにも声を掛け、混ぜてもらうことにして準備していた。ところが、今度は台風接近で、登山予定当日、山頂あたりで台風とお見合いしそうになり、あえなく計画は中止。

三度目の正直ならず、二度あることは三度あるという方向に流れてしまった
「お前はまだ来る準備ができてない」と告げられているかのようだ


2016年8月20日土曜日

嵯峨野

観光してますね〜と、よく言われる
引っ越してきた当初は、ひとりで市内をうろうろしていたことは確か
それでも観光気分というよりは、かつて自分が住んでいた町を再確認したい、
これから住む町を把握しておきたいという気分が先にある
定期借家契約だから、五年後、京都に住んでいるかどうかわからない
その分、一年一年を大事にしたい

最近は、生活圏が定まってしまい、街中に行く回数も減った
ましてや、観光名所と言われているところにひとりで出かけていくことはあまりない
例外は、来客があったとき
先月、岡山から叔母と従妹がやってきたときは、祇園・八坂神社に付き合った
従妹といっても50代の叔母さんなのだが、とにかく祇園に行ってなんとかパフェを食べたいと仰る

先日の来客は嵐山の祇王寺に行きたいというので付いて行った
嵐山まで嵐電で30分かからない
渡月橋を往復し、目星をつけた方向に歩きはじめる
竹林の小径と呼ばれる散策路に入り、だらだらと続く坂を登っていく
それにしても、この観光客の多さ

西行井戸という立て看板を見つけ立ち寄る
西行が庵を編んでいたところらしい
芭蕉の弟子であった向井去来もまた、この辺りに住んでいた
そして、この地域が小倉山と呼ばれた地であったことも知った
平安、鎌倉、江戸と歴史が積み重なっている

























牝鹿なく 小倉の山の すそ近み ただ独りすむ わが心かな

祇王寺は苔の美しい小さなお寺だった
モミジの木もたくさん植わってしるから紅葉時もまた綺麗だろう

























嵯峨野を歩いたのはいったい何年ぶりの事だったのだろう
たまに観光地を歩くもいいものだ

2016年8月19日金曜日

ラジオ

電池の持ちのよさはラジオにかなうものはない
我が家に置いてあるのは、手廻し充電機能付のラジオ
電池は単4で、エネループを入れている
最近、ラジオを点ける時間は多くないとはいえ、いつ電池を換えたか覚えていない
なんと電力消費の少ないメディアなのだろうと、いつも感心する
ラジオ派になったのは、テレビが壊れてからのことで、もう十年近くたつ
テレビ新聞の報道に、こりゃだめだと思うことがあったのも、テレビに戻らなかった理由である

聴いていたのは主にTBS
そのTBSから離れられず、京都に来てからも、TBSばかり聴いている
京都まで電波は届かない(夜、届いたとしても不安定)
radikkarというスマホアプリを使っているのだが、東京局が聴けるかどうかは運次第
リアルタイムで聴けないときは、podcastから模様替えしたラジオクラウドというストリーミングサービスに頼ることになる

本当のところは、スマホではなく、ラジオから流れてくる音を聴いているのが一番落ち着く
いっそ、もう一度、短波受信機でも手に入れてみようかしら

2016年8月18日木曜日

山門閉鎖

等持院から「山門修復工事のため8月22日より、山門および西向き通路を通行止めにします」という案内が届きました。つまり、等持院稽古場への通路としてご案内している「等持院山門をくぐってすぐの道を左折」というルートが使用できなくなります。工事中は、「喫茶サークルの角を入る」ルートをたどっていただくようお願いいたします。等持院の山門は名刹にしてはだいぶ傷んでいる印象がありましたので、修復工事でどのように生まれ変わるか楽しみではあります。

2016年8月16日火曜日

送り火

東京からの来客があったので、キダさんに無理をお願いしてお店を開けてもらい食事し、北野白梅町まで電車で行こうと小雨の中、龍安寺駅に向かっていると、家々から人がぞろぞろ出てきて僕らと同じ方向に歩いていく。どこに行くのかと思ったら、嵐電の踏切の真ん中に人だかりができている。線路の先に大文字の火がちらちらと見える、らしい。白梅町にも人が大勢出ていて、信号が変わる度に、横断歩道の真ん中に出て、車の往来を邪魔しながら左大文字を見ようとしている。そう、道路の中央がいちばん見晴らしがよい。雨はどんどん激しくなり、天満宮方面に行って今出川通りの先の大文字を見ることは諦め、西大路を少し北上し、ほんの少しだけ大きく見える左大文字に満足することにした。それにしてもひどい雨。浴衣姿で京都の夜を優雅に散歩するはずだったのに、裾をからげて傘をさして歩くことになった。でも、ほんのちらりとでも送り火を見ようと外に出てくる京都人気質に触れられた。